向回路

Last Modified
20060509

2006/05/06(Sat) J1第12節 (九州石油ドーム)
大分トリニータ 2-1 京都パープルサンガ
<得点>
(分)高松大樹、梅崎司
(京)パウリーニョ


 フェリーに揺られること13時間、いても立ってもいられず、九州は大分へ。直前(新潟戦翌日)に乗船券の手配をしたが、金曜関西発の便はちょうどGW帰省ラッシュと逆方向なのでガラガラ。海も荒れる事無く、無事到着。
 目的地、九州石油ドーム(旧称ビッグアイ)は、大分駅からシャトルバス。350円とちょい高めのバスは、住宅街をうねうね曲がりながら、山道を登っていく。道中大分サポのお母さん+少女と交流。お互い「いい試合をしましょう」。

 九石ドームは、開閉式屋根を備えた全天候型スタジアム。その屋根が開閉する様を表したのが、正にビッグアイ。この日は午後から雨予報だったので、屋根はすでに閉じられていた。実際試合後半には雨が降り出していたわけで、屋根付きスタジアムの恩恵に与ることが出来たわけです。実にうらやましい。
 同じく屋根付きの豊田スタジアムは球技専用だったが、こちらは陸上トラック付き。不思議なことに、トラックの色がよくある赤系ではなく青系。なんか新鮮。

 ここ大分では、色々とユニークな試みがなされており、その一つが後半開始直前に野球ラッキーセブンみたく、一曲歌ってジェット風船を飛ばすイベントでしょうか。まあ大分の応援スタイルがプロ野球と似ているというのもあるみたいだが、気になった点、それは風船の色。例えば甲子園なんかでは赤白黄色などなど色とりどりのジェット風船が乱舞するが、大分では青一色。スタンドはレプリカユニなどでそこそこ青く染まっているので、風船とスタンドの色が一体化してしまって、遠目に見ると何がなんだかわからない。確かに大分の色といえば青なんだが、これではせっかくのジェット風船イベントがもったいない。せめて風船の色を黄色あたりにすることが出来れば…(大分ユニには黄色も使われているので)
 あと、全身タイツの(工事現場のおっちゃん風)ビクトリニータマンかw


 閑話休題、サンガの話題に。
 GWのC大阪→新潟→大分でなんとしても勝ち点を稼いでおきたかったのだが、現状2試合終えて勝ち点2。そんなサンガを心配してか、稲盛名誉会長も3試合連続で登場!まさか大分まで来ていただけるとは… これは結果を残さないといけない。絶対に。
 前半はほぼ完璧なサンガペース。目立ったピンチも迎えず、攻め続けるが最後の一歩、ゴールが決まらない。ポストに当たったり、相手GKに押さえられたりでもう少しだったのだが…
 よく、自分たちの流れのうちに得点できないと痛い目に合う、と言うが、今日のその例に漏れルことは無かった。後半もサンガペースで進むが、後半11分、サンガDF登尾がペナルティエリア内の実に微妙な判定で一発退場。PKを決められて先制を許し、以後は流れが一転。25分にはこぼれ球につめられて2点差。36分にパウリーニョが見事FKをねじ込んで1点差に追いすがるが、時すでに遅し。


 今日を境に、リーグ戦はW杯中断期間に入る。開幕後の敗戦、特に横浜→川崎あたりは、J1に適応出来ておらず、勝ち目の無い試合内容だったが、ここ最近の敗戦は「惜しい」「勝てる内容」の試合が出来ているだけに、決定力不足が嘆かれる。
 柱谷監督の更迭は無いようだが、選手補強はほぼ確定。だが、現有戦力の底上げなくしては、J1残留は勝ち取れない。
 2ヶ月後には、生まれ変わったサンガを見せてくれるだろう。


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