向回路

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20071008

2007/10/07(Sun) 第87回天皇杯全日本サッカー選手権大会3回戦 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 0-1(前半0-0) 明治大学
(明大)林陵平

 さあ、気を取り直して天皇杯。5年前の覇者京都パープルサンガ、調子を落としているリーグ戦への弾みとするためにも、今日はすっきり勝って4回戦に進みたい。
 対するは、東京都代表、関東大学リーグに所属する明治大学。Jリーグ強化指定選手を3人抱え、2回戦ではJFLソニー仙台相手に2点差を逆転して西京極に乗り込んできた。奇しくもチームカラーは同じく紫。
 水曜日にリーグ戦を控えるため、サテライト主体で構成されたサンガ。とはいえ、そのほとんどが昨年一昨年とレギュラーを張っていた選手たち。サテライトで終わってしまって良いのか、今日こそ生き残りをかけたチャンス!…となるはずだったのだが…


 13:04、NHKBS中継も入ってKICK OFF。序盤で試合を決めてしまいたいサンガ、美尾のスルーパスに西野が抜け出すが、GKに1vs1を止められる。直後CKから登尾が合わせるも、これまた明大GK関(来期はベガルタに内定)に阻まれる。この二つのビッグチャンスを決めることが出来ていれば、果たして流れは変わっていたのだろうか。その後サンガにチャンスといえるチャンスはほとんど無く、ロングボールもほとんど合わず、中盤ではミスパスの嵐。
 エンドが変わった後半、田原が数少ないチャンスでシュートを放つも、得点には至らず、逆に明治大学の早いパス回しに崩される一方。右サイドを抉られて決定機を作られること数度。そしてついに43分、中央から持ち込まれ、マークが外れたFW林がゴールネットに豪快に突き刺さる。3回戦敗退、これで今年の天皇杯への挑戦が終わった…


 試合中から盛んに野次が飛び、それでも動きの無いサンガ。試合後、ゴール裏に選手を迎える時にブーングすら無かった事実、どう受け止めるのか。
 “リーグ戦重視”、確かに今はJ1昇格への戦いが最優先だろう。だからといって、今日チャンスを与えられたサテメンが奮起しなくていい理由にはならない。パスは繋がらない、中盤に連動性は無い… 図らずも選手層の薄さを露呈してしまったサンガ。3日後のアビスパ戦、今日の不甲斐ない戦いをスタンドから見ていたトップチームはどんな答えを出してくれるのだろうか…


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