向回路

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20071128

2007/11/25(Sun) J2第51節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 1-0(前半0-0) ベガルタ仙台
(京都)石井俊也

 札幌ドームでのコンサドーレ札幌戦。ロスタイムのPKで同点に持ち込み、コンサドーレの昇格決定を阻止。勝ち点3こそ逃したものの、昇格戦線生き残りに大きな自信を得た。もちろん四条烏丸Hubは大盛り上がり!

 あれから1週間。春先に日程が発表された時から勝負の試合になること言われていた今日の試合。3位4位直接対決というまさに神がかった日程に挑むことになったサンガ。しかし、パウリーニョ・アンドレの両ブラジル人FWは欠場。今季初のオール日本人で立ち向かうは、これまで幾度となく戦ってきたベガルタ仙台。この腐れ縁を自らの手で断ち切りたい!
 アウェイ席には大挙して押し寄せてきたベガルタサポ。負けじとサンガサポも気勢を上げ(パーサはベガサポにちょっかいを出しw)、紫と黄色に染まった西京極は大入り17,163人。

 13:04、KICK OFF。この試合、もちろん勝つに越したことはないが、最低引き分けでも…という考えがあったのか、前半はお互いにロングボール主体。しかしセカンドボールはことごとくベガルタボール。ゴール前では手島のクリアミスから決定機を作られてしまう。そんな試合内容に呼応するかのように、応援歌はイエローサブマリン45分勝負。当初はメインスタンド、バックスタンドも手拍子、ゴール裏も盛り上がっていたが、中盤から明らかに間延び。キーは下がり声量も落ちる一方…
 勝負の後半。まず勝負に出たのはベガルタ。サイド攻撃を強め、幾度となくチャンスを演出。あわや失点かという場面も作られるが、今日も大当たりのGK平井を中心にはじき返す。そしてロスタイム4分が示されたその時、右サイドのカウンターから、渡邉が上げたクロスに中央フリーになった石井がダイビングヘッド! 引退を表明した秋田の魂が乗り移ったかのようなゴールにスタンドは狂喜乱舞! 石井の古巣に捧げるゴールが決勝点となり、見事天王山を制し、J1への挑戦権が与えられる3位以内を確保した!!

 他会場では、ヴェルディが勝って試合の無かったコンサドーレを抜いて首位に立った。次節サンガが勝ち、ヴェルディ・コンサドーレが負けると、勝ち点で3チームが並ぶことになる。しかし、得失点差からヴェルディの2位以内は事実上確定。さあ残る椅子は一つ!

 試合終了後は、秋田豊の引退セレモニー。
 思えば今年1月のチーム始動の日。クラブハウスから出てきた秋田にどよめいたサンガタウン(→2007 京都サンガF.C. 始動)。サンガでの試合出場は14試合と、結果的には少なかったが、常に戦う姿勢を見せてきた。秋田から得たものは、選手・サポーター共に大きいはずだ。
 しかし、まだ“選手・秋田豊”は終わっていない。あと1試合か3試合か。最後まで秋田と戦い、笑顔でシーズンを終えれるように!!
 一緒に戦いましょう!!


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