向回路

Last Modified
20080310

2008/03/08(Sat) J.LEAGUE DIVISION1 第1節 (豊田スタジアム)
名古屋グランパス 1-1(前半0-1) 京都サンガF.C.
<得点>
(名古屋)ヨンセン
(京都)パウリーニョ[PK]

 一年ぶりに帰ってきたJ1の舞台! 相手はあのピクシー率いる名古屋グランパス。“美しいサッカー”相手に、どれだけ泥臭く戦えるのか!
 会場は一昨年も訪れた豊田スタジアム。今日は開幕戦ということもあり、メイン・バックスタンド4階のカテゴリー5席も開放。豊スタ登山とも言われるだけあって、そこからの眺めは圧巻。ピッチレベルは豆粒、急傾斜席に安全柵の「立ち上がっての観戦禁止」。満員になった時は凄いけど観戦には不向きかな…と思いつつゴール裏へ。京都からも後援会バスが数台出動してほぼ満席。グランパスくんファミリーが“おしりかじり虫”を踊り出したりピクシーが登場したりと、開幕は刻一刻と近づく…

 直前まで非公開練習を続けていたサンガ、スタメンには新加入シジクレイ・増嶋・佐藤勇人・柳沢 が名を連ね、シジクレイは予想を反してボランチ起用。3トップは柳沢・パウリ・西野と、これまた予想外。果たして吉と出るのか凶と出るのか。対するグランパスのベンチには、去年までサンガ在籍の西村弘司。暖かい拍手とブーイングで迎える。


 14:04 KICK OFF。早々の8分、クリアボールを奪ったパウリーニョがエリア内に突破、相手のファールを誘ってPKをゲット。これを落ち着いてゴール左端に突き刺して幸先良くサンガ先制!しかも今期Jリーグ初ゴールのおまけ付き! しかしその後は一方的なグランパスペース。何度となくサイドを崩されるが、ライン一歩前でのシジクレイの守備、そして3点は救ったGK平井のスーパーセーブで前半は無失点のまま折り返す。  後半、角田を投入してシステム変更。サイドからクロス→柳沢→2列目から勇人という連動した攻撃が何度か見られるが、その時間帯も僅か。中央でヨンセンに合わせられて同点。さらに攻め立てられるが、なんとか耐えしのいだ後半ロスタイム。左サイド裏に通った一本のパスに田原が抜け出し、中央に走り込んだ柳沢にクロス。誰もが今日のヒーローを確信したその瞬間。無常にもシュートはクロスバーの遥か上… そしてタイムアップ。


 クラブ歴史上、J1開幕戦で勝ち点を得ることが出来たのは初めて(1997年は開幕戦試合無し)。2006年はマリノスに1-4で大敗しただけに、勝ち点1でも持ち帰れたのは大きな収穫だろう。しかし、スタメンが大きく入れ替わっただけあって、連携面はまだまだ。特に中盤でボールが落ち着かないので、効果的な攻撃がほとんど出来ていなかった。逆に守備は及第点。特にDFラインの一つ前に置かれたシジクレイの存在はかなり大きく、中央からの攻撃はほとんど跳ね返していた。
 さあ来週はホーム開幕戦。西京極リニューアル(→公式)も発表され、盛り上がってきましたよ!


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