向回路

Last Modified
20080603

2008/05/31(Sat) J.LEAGUE YAMAZAKI NABISCO CUP 予選Aグループ第5節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 1-2(前半1-0) 名古屋グランパス
<得点>
(京都)佐藤勇人
(名古屋)巻佑樹、津田知宏

 ナビスコカップ予選リーグも残り2試合。前節の初黒星でAグループ3位に転落したサンガだが、今日の首位グランパス、次節2位ヴィッセルを倒せば首位突破も見えてくる。ナビスコ軽視?とんでもない。狙うは国立決勝。だが…

 入梅間近の京都。朝まで小雨が降っていたが、昼には無事上がり、心配された客足は8,933人とあと一歩だが、これまでの惨状を考えるとまずまずだろう。スタジアム外では、みやびの杜のメンバーによる展示とビラ配り。あの天皇杯決勝の日、2003年元旦の京都新聞報道から始まった新スタジアム建設への動きは、全くといっていいほど前へ進まず、西京極の改修という話までも、代替スタジアムが見つからないという理由で暗礁に乗り上げてしまった。期待するだけ無駄とも言うが、それでも声を上げないことには実現は不可能。もちろん新スタジアムに見合うような充実した戦力と結果は必須だが…

 今日のサンガスタメン、発熱で渡邉が欠場、角田の復帰に前線は田原柳沢、とベストメンバー。ベンチにはU-16代表遠征にも選ばれた宮吉が初のメンバー入り。紹介アナウンスには暖かい拍手と声援が贈られる。対するグランパスは、代表召集組に加え外国人もいない超温存策。GKには昨年までサンガ所属の西村弘司。1.5軍相手に勝ちきらないと、それこそ決勝トーナメント入りは難しいだろう。

 14:00 KICK OFF。その開始早々の右サイド増島のロングスローから、GK西村が弾いたボールを佐藤勇人がエリア外から蹴り込んで移籍初ゴール!電光石火の攻撃でサンガ先制!しかしここからグランパスに猛攻を受ける。何度もサイドを崩されてシュートを放たれるが、GK水谷を中心とした守備で前半はなんとか無失点。
 後半攻めに転じるサンガ、徳重が2度決定機を迎えるが、いずれもGK西村の好セーブで得点ならず。柳沢も田原も下げ、逃げ切りに掛かろうとした終了5分前、速攻からグランパス巻に決められて同点。引き分けでも決勝トーナメントへの道は僅かに残るサンガだが、勝ち点3は何としても必要。攻めに出るが、徳重が今日2枚目のイエローで退場。そしてロスタイム、DFラインの裏を取られてグランパスの決勝点。残り5分を持ちこたえられなかったサンガ、勝ち点を積み上げることが出来ず、夜の試合でヴィッセルが勝ったため、1試合を残しての予選敗退が決まってしまった…


 リーグ開幕時の勢いはどこへやら。たまに目が覚めたような試合も出来るものの、次の試合には続かない… 特にゴール前で時間を掛けすぎて相手に守備を整えられてしまうシーンがここ最近は何度も見られる。ワンタッチツータッチでゴール前へ運び、とにかくシュートを!
 初トップメンバー入りの宮吉、まあ今日の展開でどうなっただろう。まあたらればで語ってもしょうがないが、まあ酷な展開で投入するのはまだ早いかな。ウクライナ遠征でも存分に力を発揮して欲しい。帰ってくればプリンスリーグの大一番、ガンバ大阪ユース戦が控えている。

 しかし、グランパスのGK西村。サンガ時代にあんなファインセーブは見たことがない!確実に成長している姿が嬉しい気持ち半分、出してしまったことに残念な気持ち半分でした。


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