向回路

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20080907

2008/08/23(Sat) J.LEAGUE DIVISION1 第22節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 1-0(前半1-0) アルビレックス新潟
<得点>
(京都)柳沢敦

 まだ記憶にも新しい、アウェイビッグスワンでの試合。3人の退場者を出し0-1で破れたサンガ。そこからリズムを崩し3連敗となってしまった。今日こそその借りを返す時…


 朝から天候が優れない近畿地方。先行入場時に一時土砂降りがあったものの、自分が会場入りした開始1時間前には雨も止み、なんとか試合中は持ってくれるか、といった天気。後にこの読みが大いに甘かったことを思い知るのだが…
 前回対戦でシジクレイ・増嶋・アタリバ3人退場いずれにも関わってしまった新潟FW矢野貴章。彼に対する様々な思いが一気に爆発したのは新潟の選手紹介時(参考動画)。大人しいことで有名なサンガサポ、ここまでの大ブーイングは、2006豊スタでの角田以来、いやそれ以上じゃないだろうか。このブーイングは試合中も続くことに。


 19:04KICK OFF。立ち上がり2分でいきなり新潟に決定機を作られ、今日も立ち上がりがバタバタのサンガ。しかし、今日はそれを許さないサンガサポーター。矢野貴章にボールが渡る度大ブーイング。一度や二度ではなく、矢野が交代で下がるまでずっと続けられたこのブーイング。後に加藤監督も語っていたが、これも一つの大きな力になっただろう(まあ使い時は考えないといけないが)。そうこうしているうちにまた怪しくなってきた空模様。気が付けばバケツをひっくり返したような土砂降りに… そんな雨の中輝いたのはサンガのエース柳沢。28分、渡邉大剛の絶妙クロスを頭で綺麗に合わせ、サンガ先制!柳沢は今期7ゴール目。いよいよ代表も見えてくるか? その後も立て続けに3本シュートを放ち、クロスバー、GKに阻まれるが絶好調の柳沢。
 しかし後半は一転、防戦一方。クロスバー直撃のシュートも浴び、あわやという場面を何回も作られるが、無失点に抑える。交代で入った田原も、攻撃面ではあまり目立つところは無かったが、前線からの守備では大きく貢献。特に終了間際のコーナーフラッグ付近で柳沢との時間稼ぎはとても頼もしい。柳沢のゴールを守りきって1-0で終了。2連勝で順位も8位に浮上した!


 土砂降りの雨と非常にコンディションの悪い中、1-0で勝ちきったことも大きいが、何よりこの天気の中8.688人の観衆が詰め掛けたことは大きい。夏休み最後のホームゲーム、もちろん晴れていれば+数千人の動員が見込めただろうが、それでもこれだけ集められたのはこれまでのサンガでは出来なかったこと。試合以外の部分でも大きく成長して欲しいと、雨の空に願うばかり。あー寒かった…

 さて、試合後…
 テレビインタビューを終えてゴール裏に挨拶に来る柳沢。しかし中央の簡易お立ち台まで来ずに途中で引き上げてしまう。「ヤナギ連れて来い!」のヤジに答えたのはパーサ。雨の中必死に走って追いすがるが無視されてしょんぼり。仕方なしに代わりにお立ち台の上で叫ぶパーサ。いつの間に芸達者(パーサ比)になったんだw
 新潟米粉パンももらったことだし、とりあえず矢野は許すことにしておこう!


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