向回路

Last Modified
20080925

2008/09/21(Sun) J.LEAGUE DIVISION1 第25節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 1-2(前半0-1) ガンバ大阪
<得点>
(京都)佐藤勇人
(G大阪)山口智、ロニー

 ACLを決勝トーナメント戦う、浦和レッズ・鹿島アントラーズ・ガンバ大阪の影響で変則日程のJリーグ。今節は対象3チーム該当分の日程が1日ずらされて日曜日開催。さらにその対戦相手も含めて次節は揃って10/1に延期、とまあうまく日程を組んだもので。サンガもそれに巻き込まれ、結果的に9月のリーグ戦はホーム3連戦。10月にはアウェイ3連戦が待っているだけに、ここらで残留を決定付けてしまいたい。
 そんな週末を直撃したのは各地でのゲリラ豪雨。日曜日の朝は土砂降りの音で目が覚め… 当然のように、11時から予定されていた“マスゲーム”(もう少し名前を考えて欲しいが…)準備も中止。当然マスゲーム自体も中止だと思っていたが…
 お邪魔していた母校の文化祭を抜け出した時にまた強く鳴り出した雨脚。こういった時ほど、屋根の無い西京極を恨んだことはない。しかし、西京極に到着した時には雨も止み、なんとかずぶ濡れでの応援は避けられて一安心。
 と、ここでマスゲーム決行のお知らせ。当然事前の各席への色画用紙配布が出来ているはずも無く、選手がアップを始めてからの配布。まあマスゲームを成功させようと配布に必死になるのも分かるが、選手へのコールそっちのけなのはいかがなものか。分担できるだけの人数がいれば良かったのだろうが、どうしてもバタバタ感が拭えず。
 とはいえ、なんとか各席への配布も終わり、選手入場時にゴール裏を紫と白のラインで埋め尽くすことには成功(雨も降り出していたが)。この天気の中、第1回目としては及第点じゃないかな。

 18:04KICK OFF。今日もベンチに入った高1宮吉。加藤監督が本気で戦力として考えているのが伺える。今日は果たして出てくるような展開になるのか…と思った矢先の開始1分。元ガンバ水本のミスクリアから与えてしまったCKからあっさりと押し込まれて先制を許す。これまでリーグ戦6試合勝ち星から遠ざかっていたガンバにこれで勢いを与えてしまい、次々と決定機を作られてしまうが、ここはGK水谷の好セーブで追加点は許さず。しかしサンガも反撃。フェルのバー直撃シュートに続き、23分には佐藤勇人のミドルシュートがDFに当たってコースが変わり、ゴールマウスに吸い込まれる。サンガ同点。だがここで守りきれない。直後にルーカスからロニーへと繋がれてまたも突き放される。前半は1-2で終了。
 シリア帰りのガンバ、運動量が落ちてくるだろうことを見越してか、早速勝負をかけてきた後半。まずは後半開始から田原を投入。珍しくドリブルで持ち込むなど、チャンスメイク。さらに9分には中谷に代えて林を投入。FW4枚で一斉攻撃。そして27分、その時は来た。フェルナンジーニョに代えてピッチに送り出されたのは、背番号31宮吉拓実。一気に盛り上がる西京極! その直後だった。宮吉のファーストタッチ、中盤でクリアボールを受けて一気に前線へドリブル。スルーパスが見事にガンバDFの裏を取り、トップスピードで走り出してきた林にピタリ。ここで同点弾!と誰もが思った林のシュートはまさかの枠外… 37分には田原のシュートのこぼれ球に詰めるが、GKに後一歩のところで弾かれてしまう。だが、これらのプレイで宮吉がただの高1でないことが証明された。しかし怒涛の攻撃も1点が奪えず、1-2のまま試合は終了。ガンバに久々の勝ち点3を与えてしまい、順位も逆転されてしまったが、将来のエースの出現に希望を持たせてくれた試合だった。


 しかしこの天気。試合中はたまに小雨が降る程度だったが、試合終了を見計らったかのようにまたも土砂降りの雨。水溜りの道を抜けてようやく西京極駅に着いたかと思えば、臨時改札のPitapa専用レーンが二つとも故障でオーバーフロー。なんとも疲れた日だった。来週の千葉戦は晴れて欲しいなあ…


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