向回路

Last Modified
20081222

2008/12/06(Sat) J.LEAGUE DIVISION1 第34節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 1-3(前半0-2) 清水エスパルス
<得点>
(京都)柳沢敦
(清水)矢島卓郎、山本真希、原一樹

 混沌J1リーグもついに最終戦。前節でようやくJ1残留を決めたサンガ。ある意味消化試合となってしまった今日だが、順位を一つでも上げて来期へつなげるためにも、そしてチケット完売の西京極サポーターを沸かせるためにも、なんとしても勝利を!
 今日はガンバ戦に続き、スタンドではコレオグラフィーが実施。前回はサンガゴール裏のみだったが、今回はアウェイゴール裏とSメインアウェイ側を除く全席で実施!サポーターの募金のみで準備された用紙を早朝から全席に配布。準備も相当大変だったようだが、これを毎試合やっているレッズとかは一体どうやってるのだろうか…
 そして今日は引退を決めた森岡のラストゲームでもある。前節残り3分で登場、勝ち点1の死守に貢献した森岡だが、今日は出番があるのだろうか。奇しくも相手は古巣清水エスパルス。なんという巡り合わせだろうか。


 J2の試合終了を待ち、14:34KICK OFF。前節同点ゴールを挙げた林、今日もゴール前でのGK直撃ダイレクトボレーなど見せ場を作るが、前半はそれまで。清水のサイド攻撃がいいように決まり、37分にはゴール前で増嶋→ポストと跳ね返ったボールを押し込まれて先制を許し、それで気が抜けたのか1分後には浮き球が前線に渡って2失点。方やサンガは中盤でボールがほとんど繋がらず、対照的もいいところ。
 中谷を投入した後半、ようやくサイドを突破できるようになり、宮吉・西野と前線を活性化。39分に宮吉から柳沢に渡りワンフェイントゴール!日本人得点王となる14ゴール目で1点を返すも時すでに遅し、3失点を喫した後だった。ユース上がりの選手を中心に熟成させてきた清水との差が分かりやすいほど浮き彫りになった最終戦、1-3で惨敗となった。

 試合後に行われた森岡隆三選手引退セレモニー。去年の秋田豊に続き、サンガで現役生活を終えていく名選手たち。確かにサンガ在籍年数は短かったかもしれないが、J1J2入れ替え戦、J1残留戦線と彼らの力が大きな助けになったのは紛れも無い事実。
 選手スタッフ一人一人からの花束贈呈には、何故かパーサコトノまでも登場。寒風吹きすさぶ西京極、正直セレモニーにはコンディション悪すぎだったが、清水サポーターも残ってお見送り。最後にはサンガゴール裏で「来年は選手と言う形では無いけど、一緒に戦っていきたいと思います!」とコーチとしての残留宣言。そして「イチ!ニ!サン!ダーー!!」


 結局2008シーズンは14位で終了。得た勝ち点は41と、昇格初年度としては上々かもしれないが、入れ替え戦ラインと僅か勝ち点4差と、混戦にも程がある状態だった。まずは最低ノルマを達成できたことを喜びつつも、今日の試合であらわになった“J1との差”を埋めるための、オフでのレベルアップ、そして補強。田原・徳重・石井・加藤大志・大久保・アタリバ・フェルナンジーニョとチームを去る選手がいる。その選手たちに来年は恥ずかしく無い姿を見せなければならない!新しい2009年サンガを楽しみにしつつ、自分たちサポーターも今年以上のサポートをして行こう!

 今年も一年間、更新にお付き合いいただきありがとうございました。
 更新時期が不安定になった次期もありましたが、来年も可能な限り観戦する予定です。
 またよろしくお願いします。


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