向回路

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20090331

2009/03/29(Sun) J.LEAGUE YAMAZAKI NABISCO CUP 予選リーグBグループ 第2節 (アウトソーシングスタジアム日本平)
清水エスパルス 2-0(前半1-0) 京都サンガF.C.
<得点>
(清水)高木純平、枝村匠馬

 今期から予選方式が変更となったナビスコカップ。ACLに参加している鹿島・川崎・名古屋・G大阪は予選免除。残りの14チームが2グループに分かれての1回戦総当りで、各グループ上位2チームが決勝トーナメント進出。この1回戦というのがポイント。ホーム・アウェイで均等に戦えるわけではなく、しかも毎節休みのチームが出てくるので、日程的なめぐり合わせも出てくる。この意味でのサンガは、いきなりアウェイ2連戦でのスタート、しかも初戦は3月気温0度の山形アウェイと、結果(●1-3)も含めて実に最悪な形のスタートとなってしまった。アウェイ2戦目の今日、仮に負けてしまうと予選突破に限りなく黄色信号が灯ってしまう。
 ところで、この週末はニュースでも話題になっている通り、地方高速のETC\1,000割引のスタート。今期の日程では、この日本平を逃してしまうと(比較的)近距離のアウェイ遠征が難しいといった事情、そしてガンバ戦勝利の勢いも手伝って、3人での相乗り遠征が決定。鳥取から京都には前日入りでサンガタウンに顔を出し(森岡コーチはサテライトの指導があるので遠征帯同が出来ないとか)、日曜は山科駅に6:30集合。新名神経由での往路は特に目立った混雑は無く(さすがにサービスエリアは混んでいたが)、4時間程で清水入り。スタジアム周辺は桜が5分咲き程度で、やはり鳥取・京都と比べてもペースが速い。
 2006年以来2回目の日本平、今年からは「アウトソーシングスタジアム日本平」。声出しサポはなぜか2階席に押しやられてしまう不思議な構造だが、その分ピッチは非常に見やすい。スタジアムグルメも充実で、大盛り焼きそば(\450)は値段の割りに本当に大盛りで完食に往生。静岡牛サンドは冷えていて残念だったが。そして注目のパルちゃんショーは、perfumeの「ポリリズム」とEXILEの「won't be long」。まさかperfumeをやってくるとは!正面で見れないのが実に残念。これもアウェイの洗礼か。パルちゃんとグランパスくんの本も売ってなかったし…

 さて、今日のサンガメンバー。リーグ戦躍進の功労者、李正秀は韓国代表に召集、前日のサンガタウンで不在だった手島はどうやら急な発熱。そして途中でクラブハウスに下がってしまった染谷は負傷ということで、DFラインには渡邉大剛とシジクレイが入り、中盤左には今季初スタメンの森下。多少メンバーが替わっても、チームの方針にブレは無いはずだが…

 13:00KICK OFF。試合の主導権は常に清水に握られる展開で、特に森下・大剛の左サイドが重点的に狙われてしまう。セットプレイを中心にサンガも数度決定期を迎えるが、ディエゴのミドルもGKのファインセーブで得点できず。このまま0-0で折り返したかったが、42分にスローインからのマークのずれから左サイドを破られ、高木にGK水谷との1vs1を決められて先制を許す。
 後半、豊田を投入して打開を図るも、清水の一方的な展開に変わらず。豊田もチームにフィットしているとはお世辞にも言うことが出来ず、作り出した決定期も、終盤のコーナーからのポスト直撃のヘッドくらい。23分にはまたも左を破られての失点。0-2でナビスコ2連敗となってしまい、予選突破は限りなく苦しくなってしまった… そして未だに静岡県内で勝利を挙げることができないサンガ。またもや歴史を書き換えることは出来なかった。


 李正秀が抜けてのナビスコ2試合で5失点。まあ補強が大当たりと見るべきなのだろうが、彼一人がいないだけでこの状態は… その中でも唯一の巧妙は、今期初出場となった2年目組、加藤弘堅と中村太亮。なかなかチャンスが巡って来ない中でのチャンスをつかもうと、必死でプレイしていた姿を見ると、つくづくスタメン組の不甲斐なさに萎えてくる。ディエゴがずるずると後ろまで下がってボールキープする状態ってどうなの?
 他会場の結果により、まだ首位までの勝ち点差は4。予選突破の可能性が無くも無い。次のナビスコは5月の西京極。少しでも可能性が残っている限り、上を目指す戦いは諦めて欲しくない。それが、プロとして戦っているものの務めだと思う。鳥取からわざわざ時間と金をひねり出して“ホームに遠征”している身だからこそ感じることなのかもしれないが。私自身、ナビスコを若手育成の場に徹底してしまう論にはあまり賛成ではないのだが、若手の方がハングリーな試合が出来るのなら、それもいいかも…と今日ばかりは思ってしまった。

 帰りの高速は、浜松〜豊田が延々と渋滞。三宮からの帰りの夜行バスに間に合わなくなるところだった。次回はもうちょっと余裕を持った遠征にしたいなあ… ETC割渋滞もいつまで続くことやら。


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