向回路

Last Modified
20090917

2009/08/19(Wed) J.LEAGUE DIVISION1 第22節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 0-1(前半0-0) 清水エスパルス
<得点>
(清水) 藤本淳吾

 攻めに攻めても、最後の一歩で阻まれて、FK一発に沈む。そんな試合だった。

 水曜開催だが、夏休みも最後の西京極。次のホームゲームは鴨池開催のため、実に1ヶ月、試合にして5試合西京極を離れることになる。これまで、静岡県での勝利が無いサンガ。静岡で勝てなくても、西京極で勝てばいい!

 19:04KICK OFF。サンガが押し気味に試合を進めるが、最初のビッグチャンスは清水。CKのこぼれ球を頭で合わせたのは岡崎。水本必死のクリアも叶わず、ボールはゴールに吸い込まれるが、これは幸いにもオフサイド。
 後半も攻勢をかけるサンガ。ゴール正面でのディエゴの強烈FKは、清水GK山本の正面。ロングボールを受けた柳沢が抜け出して放ったシュートもこれまた山本。対するサンガ水谷も負けてなく、GKと1vs1になった岡崎のシュートを足一本で止め、そのこぼれ球に詰めた藤本のシュートにも立ちはだかる水谷。今日はGK対決の日か。しかし34分、清水のFKを蹴ったのは藤本。右に曲がったシュートは水谷一歩も動けず、清水に先制を許す。なんとか追いつきたいが、李正秀を押し上げたパワープレイも叶わず、最後の佐藤勇人のシュートも山本に弾かれて万事休す。0-1で敗れてしまった。


 前のホームゲーム、山形戦よりは見ていて面白い試合だったが、最後の一歩が遠かった。あまり面白く無い展開でも、きっちり勝ち点3を取ることが出来た山形戦、アグレッシブな攻めで、面白い展開を見せるもゴールが遠い今日の清水戦。サッカーとはわからないもの…

 次の鴨池でのホームゲームは、残念ながら遠征は叶わず。次の観戦はシルバーウイーク真っ只中、ヤマハでのジュビロ戦の予定。今度こそ静岡での勝利を!そしてあと3つになったJ1通算100勝を!




 後日、思いがけないニュースが飛び込む。9月2日に発表されたリリースは、「パウリーニョ選手 スプルチ・レシフェ(ブラジル)へ移籍のお知らせ」。これまでも、パウリーニョが出て行くのではないか、という噂は度々立っていた。そこに、急遽「ブラジルのクラブと交渉のため離日」とニュースが入って早々のこの発表。2005年からサンガを2度のJ1昇格へ導いた、サンガの顔。今年は5得点を挙げているものの、フル出場はゼロ。出場機会を求めての移籍か、はたまた何か事情があったのか。うかがい知ることは出来ないが、それにしてもこのタイミング。お別れの機会がほとんど無いままサンガを去ってしまったことは非常に残念。
 パウリーニョとの思い出といえば、個人的にはやはり2006年JOMOオールスターサッカーが印象深い。サンガから唯一の出場だったパウリ。フル出場しただけでなく、終了間際のJ-WEST唯一の得点をアシスト、敢闘賞も受賞した。試合終盤、少しダレかかっていた展開のなか、ボールを持つ小笠原に颯爽と突っ込んでいってボールを攫っていったのも、もちろんパウリ。試合終了後の場内一周で、サンガユニの自分たちを見つけて手を振ってくれたのがまるで昨日のよう。アレモンとのPK奪い合いもあったなぁ…
 サンガからの去り方は少し後味の悪いものだったが、外国籍選手で4年半在籍は、サンガ史上最長記録。今はとにかく…
 オブリガード、パウリ!


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