向回路

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20091103

2009/10/31(Sun) 第89回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 1-2(前半1-1後半0-0、延長前半0-0後半0-1) ヴァンフォーレ甲府
<得点>
(京都)豊田陽平
(甲府)金信泳、片桐淳至

 天皇杯は3回戦。先日の2回戦ではJ1が1クラブ、J2が9クラブの合わせて10クラブが姿を消している波乱の今大会。今日のサンガの相手はJ2ヴァンフォーレ甲府。ここ数年の対戦では、なかなか勝つことが出来ていない相手。“格下”相手?いやいやとんでもない…


 13:01KICK OFF。普段は4バックのサンガだが、今日の試合は増嶋・水本・森下の3バック。21分、ディエゴのスルーパスに抜け出した豊田が、先週大分戦での林のゴールとまったく同じような位置からGKとの1vs1を決めてサンガ先制!豊田のようやく決まったサンガ2ゴール目で勢いに乗る…かと思いきや、その後は全くといっていいほどサンガが流れを掴むことが出来ない。一言で言うと、雑。35分には金信泳に同点ゴールを浴びてしまい、その後も翻弄される一方。
 後半、金成勇を投入。早速柳沢の折り返しにヘッドで飛び込んでチャンスを作るも、目立った動きはそれくらい。ゴール裏からは徐々に苛立ちの声が上がりだし、1-1で前後半を終え、試合は延長戦へ。
 4回戦にコマを進めるために、絶対に1点が必要なサンガ。しかし攻撃の目すら感じることが出来ず、試合主導権は常に甲府。延長前半終了間際の甲府FKはなんとか耐えたが、延長後半3分、片桐にボレーシュートを叩き込まれて万事休す。120分の戦いは何も得ることなく、2009サンガの天皇杯は、ホーム西京極で終わってしまった。


 試合後の記者会見で、加藤監督は敗因として「コンディショニングの失敗」を挙げていた。週前半のハードなトレーニングの疲れが抜けきっていなかったという。だがしかし、シーズンも終盤のタイミングで、試合に響くようなトレーニングを何故組んだのか?天皇杯に対する位置付けはどうだったのか?「どれか一つでもタイトルを」と掲げていたはずだが…
 加えて今日の試合で改めて感じたのが、サンガ応援の拙さ。上段と下段で応援がずれて輪唱になる(直後に失点…)、コールリーダーが歌を間違える、テンポがずれる。もちろん一人一人のサポーターあっての応援だが、前に立つ人たちは、もう少しその「立場」に責任感を感じていただきたい。自分も声出しサポーターの一人、この現状は非常に歯がゆい…


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