向回路

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20091216

2009/11/29(Sun) JサテライトリーグEグループ 第17日 (京都サンガF.C.東城陽グラウンド)
京都サンガF.C. 1-2(前半0-1) 名古屋グランパス
<得点>
(京都)宮吉拓実
(名古屋)杉本恵太、津田知宏


 本当のホーム最終戦は、実は今日。グランパスのACL決勝トーナメント進出により、なかなか決まらなかったサテライトの日程が、J1ホーム最終戦の翌日に設定されたからだ。
 このタイミングでのサテライトは、選手個々人の来年へのアピール…と行きたいところだが、もう来年の契約状況は大筋固まっている。注目は、今年でサンガを去ることになる選手の活躍、ということになってしまう。

 14:01 KICK OFF。試合当日ではまだ発表されていなかったが、今季限りでの引退となる手島。今日はセンターバックでスタメン出場。若いディフェンスラインをまとめ上げるが、残念ながら前半は1失点。攻撃では、スタメンの豊田が大ブレーキ。GKとの1vs1を2回も外していては… 田原に代わる今季期待のFWとして入団したはいいが、これまでほとんど結果を残せていない。来年こそはこの期待に答えて欲しいが…
 後半は次々とメンバーチェンジ。金成勇、手島、豊田、中村充孝を下げ、U-18伊藤、三根、山田、佐藤光泰を投入。GKも松井に代えて守田が初出場。最終的には、高卒ルーキー2人、2年目2人、U-18が5人+宮吉+増嶋という非常にフレッシュな顔ぶれ。若手とU-18の混成で望んだ今年のサテライトを象徴するかのようなメンバーとなった。ここしばらく、ユース昇格組でトップチームに残って成功した選手がほとんどいないサンガ(平井、冨田、角田くらいか)。スカラーアスリートの成果は、そろそろトップ昇格という形であらわれてくるのだろうか。試合は、グランパスに2失点を許したあと、宮吉がドリブルで自ら持ち込んでシュート。宮吉のサテライト2点目で1点を返すが、ここまで。1-2でサテライト最終戦を終えた。


 試合後は、出場した全選手の応援歌で締めくくり。
 引退の手島、1998年にサンガ入団、ワールドユースに出場し、2003年元旦の天皇杯決勝戦ではキャプテンマーク、2006年の一時期サンガを離れた時もあったが、サンガに戻るやいなやディフェンスラインが安定を取り戻したのは記憶に新しい。だが、“ガラスの手島”とも揶揄されたように、故障に悩まされたのも事実。今季トップで出場のチャンスがあった天皇杯初戦でも、直前に腰を痛めてメンバー外だった。引退後はサンガに残り、アカデミーセンターのコーチに就任とのこと。子供相手に大丈夫なんだろうか(笑)


<前半開始時メンバー>
  豊田 金成勇
宮吉 上里 弘堅 充孝
太亮 手島 増島 武田
     松井

<後半終了時メンバー>
   上里 三根
伊藤 佐藤光 山田 宮吉
武田 太亮 増島 弘堅
     守田



 最後に一本のニュース。
 Jリーグ「サテライト」、今季限り 日程取れず負担も大(朝日新聞)

 かなりショッキングなニュース。
 まあ記事に書かれてることは全く間違いじゃないんだけど、サテライト大好きな物好き人間としては残念な限り。春先のニュースでは、関西のJクラブと大学で、強化リーグを組むとかいう話もあったけど、どうなったのだろうか。
 思い起こせば、三木陸、佐賀、皇子山、亀岡と、各地のマイナー競技場で声を出し続けてきた。もちろん、サンガタウン然り。来年はどういう形で若手育成が行われるのかは分からないが、また新しい形の“サテライト”でも、必ず応援に駆けつけるつもりだ。
 ひとまずは、サテライトリーグ、長い間ありがとう!



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