向回路

Last Modified
20100320

2010/03/14(Sun) J.LEAGUE DIVISION1 第2節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 1-1(前半0-0) 鹿島アントラーズ
<得点>
(京都)ディエゴ
(鹿島)野沢拓也

 不甲斐ない神戸での戦いから一週間。ホーム開幕戦は快晴の西京極で。さすがに雨だった先週は、屋根のあるホムスタの有難味が見に染みたが、こう快晴だと、やはり屋外スタジアムの方が気持ちいい。だが、スタンドからゴールマウスまでの距離が数倍になったのは気のせい…じゃないと思うが。
 今の職場での同期が鹿島ファンで来場しているということで、フレンズスクエアで一旦落ち合う。ちょうどマスコットがうろうろしている時間帯で、パーサ&コトノに加えて、今日は京都タワー“たわわちゃん”、DO YOU KYOTO“エコちゃん”の4人(匹?)が格好の被写体に。なんかパーサはファンクラブの豪華すぎる特典、「夢ボックス」を担いでいたが。同期とは柳沢等身大パネルの前で写真を撮り、健闘を誓ってお互いのスタンドに分かれる。
 さて、新シーズンに入っても相変わらずの西京極だが、今年のクラブスローガン「SHINKA」に合わせて、一つだけだけ大きく進化したもの。それはゴール裏のビジョン…いや、電光掲示板。スタメン発表で選手顔写真を頑張って出してくれるのはいいのだが、去年のそれはどうもネガ状態になっていたようで、とても見るに耐えず、特にシジクレイや林は大変な事になっていた。それがどうだろう、この進化っぷり。まあ、電光掲示板自体は何も変わっていないので、やろうと思えば出来たことなんだろう。というか、なぜ去年までアレだったのか…

 今季からキャプテンのエース柳沢、J通算100ゴールまであと2と迫っているが、対する鹿島のマルキーニョスも通算99ゴール。こんなところで100ゴール対決になってしまうとは。もちろん、マルキーニョスに100ゴールを譲ってやる気なんてさらさらない。ヤナギのゴールで勝つのみ。

 紫に白ストライプ、真ん中に黄色ハートのコレオグラフィで選手入場。今年も爆音に驚かされながら、13:04KICK OFF。4連覇を目指す鹿島、当然試合の主導権をつかんでくるが、どうもラフプレイが多く、早速マルキーニョスが中村太亮のチャージにアフターで投げ飛ばしてしまう。当然レッドか!しかし、間近で見ていた副審もノーファール扱い。どうも今日は審判との相性が良くないらしい。中田浩二、野沢あたりからどんどんと前線にボールが供給されるが、興梠、マルキーニョスのシュートはサンガDF陣がなんとか跳ね返す。特に水谷渾身のセーブは鬼気迫るものが。前半はスコアレスで終了。
 いざ後半。ACL帰りで疲れの見える鹿島に対し、サンガも徐々にチャンスが作れ出す。12分には左からのクロスにディエゴが狙うが、僅かにゴール右。2分後にも強烈ミドルで狙うなど、サンガの攻撃を引っ張る。しかし18分、郭泰輝のファールで得た野沢のFK。GK水谷一歩も動けず、リードを許してしまう。試合巧者鹿島、ここから逆転するためには、どのような選手交代が…と33分に加藤監督が切ったカードは、柳沢に変えて安藤。後に“0トップ”と言われるまさかの布陣は、鹿島DFに多少なりとも混乱を与えることが出来たようで、終了間際の44分、チエゴのパスをディエゴが叩き、中山博貴が浮かせたボールを再びディエゴがダイレクトボレー!ついに鹿島のゴールをこじ開けて同点に追いつく!結局1-1のドロー、勝ち点3を奪うことはできなかったが、なんとか王者から勝ち点1をもぎ取ることができた。


 終了間際のゴールでえらく盛り上がった西京極。もちろん鹿島フィニッシュの精度に助けられた部分は大きく、決して満足出来る内容でも無かったが、こういった運を掴んで同点に持ち込めたのも、一つの成長だろう。特に先週失点の原因ともなったチエゴだが、今日は落ち着いたプレイを見せてくれた。新加入の選手が完全に溶け込んでくれると、まだまだ上に行けると信じている。
 次週も西京極、相手はベガルタ仙台。仙台&西京極は、何かが起こる予感… もちろん、起こすのはサンガだが!


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