向回路

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20100405

2010/03/31(Wed) J.LEAGUE YAMAZAKI NABISCO CUP 予選リーグAグループ 第1節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 2-1(前半1-1) 大宮アルディージャ
<得点>
(京都)ディエゴ
(大宮)藤田祥史

 2008年にJ1復帰して以来のナビスコカップの成績は、2008年が1勝2敗3分の3位で予選敗退、2009年が1分5敗の断トツ最下位で予選敗退。特に2009年はやる気があるのかと呆れるほどの惨状だった。もちろんリーグ戦と並行して行われる予選リーグ。中2日、中3日で行われる試合で疲労が溜まるのはまあ当然の話。これまでのサンガの歴史でナビスコカップで最も良い成績を残せたのが、2000年のベスト4。奇しくもこの年はJ2初降格となった年で、このことからもリーグ戦とカップ戦の両立が難しいことを証明している。とはいえ、プロの興業として行う試合。最初から捨てていい試合などないはず。もちろん、疲労による多少のメンバーのターンオーバーは致し方ない。それがその時のベストメンバーになるのだろうから。そして今日がそのナビスコカップの開幕戦…
 さて、平日水曜19時開始のこの試合。出来るものなら年休を取得して開門時間には駆けつけたいところだが、さすがに年度最終日の3月31日。その希望はかなわず、17:30の終業を待って地下鉄に飛び乗る。大阪から阪急で東へ向かうと共に、夜の帳が下りて行き、西京極に着いたときにはすっかり日が暮れていた。
 今日のサンガメンバー。左サイドバックは森下に代わり、中村太亮。中盤には今季初スタメンの安藤が入り、FWには満を持して宮吉が。ベンチには怪我も癒えたドゥトラも入り、期待をもたせるメンバーだ。対する大宮は、出場停止と怪我で主力4選手が出場できない。これが吉と出るか凶と出るか。


 GK水谷のJ1通算100試合出場達成セレモニーを経て、19:01 KICK OFF。早いプレスをかける大宮に対し、なかなかチャンスを作れずにいるサンガ。だが徐々に攻めの姿勢が実を結びだし、終了間際には中山博貴のバー直撃のシュートがあり、得点の予感を感じさせる。そして44分。センターサークル付近でFKのチャンスを得る。蹴るのはディエゴ。当然誰かが合わせてくるところだったが、放ったボールはそのまま大宮ゴールに突き刺さる。ディエゴの4戦連続ゴールでサンガが先制し、前半を終える。
 後半のゴールに期待が集まる宮吉だが、テクニックは見せてくれるもののフィニッシュまでなかなか持っていけない。唯一訪れたGKとの1vs1のチャンスも、ボールを持ちすぎてしまいGKに押さえられてしまう。直後のカウンターから大宮に失点を許して同点に。途中出場となった柳沢が惜しい場面を作るが、追加得点は奪えず、1-1のドロー。Aグループ他会場も全てドローだっただけに、惜しい勝ち点1となった。


 シュート数は京都4-10大宮。決して大宮に攻め込まれていた訳ではないのだが、フィニッシュまで繋がらない展開は、見ていて焦れったいものがあった。まあ、得点までは至らなかったものの、宮吉がトップの試合で長時間出来たこと、怪我明けのドゥトラも出場はなかったものの、Jリーグの雰囲気を肌で味わうことが出来たこと、収穫は無かった訳でもない。これを次のナビスコ、そして週末のリーグ戦に繋げていって欲しい。
 しかし、試合が終わって家に帰ったのは23時も過ぎた頃。やっぱりナイトゲーム(かつ平日開催)は体力的にしんどいなあ…


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