向回路

Last Modified
20100721

2010/06/27(Sun) 2010 Jリーグプレシーズンマッチ (富山県総合運動公園陸上競技場)
カターレ富山 2-1(前半1-0) 京都サンガF.C.
<得点>
(富山)黒部光昭、堤健吾
(京都)ディエゴ

 南アフリカワールドカップが盛り上がる中、サンガとしては2006年以来、久々に実施されるプレシーズンマッチ。アウェイゲームとなると、2000年以来となり、実に10年ぶり。場所は、2008年天皇杯の会場ともなった富山、対戦相手は当時JFLを戦っており、今はJ2のカターレ富山。

 富山には、大学の同期でカターレサポの友人がおり、宇奈月〜黒部峡谷を散策して…と予定を組んでいたが、前日からの梅雨は一向に上がらず、雨のなか急行きたぐにで北へ向かう。富山入りした早朝はなんとか小康状態だったが、黒部峡谷に着いた時には再び雨脚も強くなってきた。なんとか温泉に入れたものの、景勝地は黒部川の大増水でろくに観光も出来ず、帰る直前には駅近くの橋も通行禁止になる始末。今度は秋の落ち着いた時にでも来てみたいなあ。
 友人と合流、富山の旨い寿司を堪能して、いざスタジアムへ。カターレ富山、サンガ的には橋田聡司、カンヒョンス、そして黒部光昭が在籍している。特に黒部との再開はいつ以来だろうか。黒部のレッズ在籍時での対戦では、ベンチで出場は無かった。ということは、2005年に移籍して以来となるので5年ぶりということになる。もちろん黒部は、2001年のJ1昇格、2002年の年間5位、そして天皇杯優勝の立役者。今も元気にプレイしている姿を見るのは嬉しいのだが、どうしてもサンガからの出て行き方が少々まずかったこともあり、複雑な心境。
 今日のサンガメンバーは、GKにトップ公式戦初出場の児玉。富山出身の柳沢と西野が前線に張る。しかし西野はすっかり「FW 2」が板についてきた…というか、もう西野をどうしたいんだろうか…


 16:04 KICK OFF。静岡キャンプ明けのサンガ。ほぼ毎日のように練習試合を組んでいたこともあり、事前に懸念していた通りに動きが悪い。雨上がりの暑さと高湿度の中ということもあるだろうが、パスミスのオンパレード。そんな中、前半ロスタイムのカウンターから、GKの弾いたボールに黒部が詰めて富山が先制。久々に目の前で見る黒部の飛行機パフォーマンスは…実に複雑。
 後半途中出場したドゥトラ、いつものようにドリブルでゴリゴリと突破、最後はディエゴが決めて同点に追いつくが、その後が続かない。そして66分に柳沢が交代で下がった途端、これまで何とか持っていた空が遂に決壊。ゲリラ豪雨となってスタジアムを襲う。ピッチの端から端が見渡せないほどの豪雨の中、終了8分前に富山に勝ち越しゴールを与えてしまい、1-2での敗戦。最後は豪雨でほとんどサッカーになっていなかったが、実にお粗末な試合だった。


 プレシーズンマッチということで、この試合に対するモチベーションや位置付けは、そんなに高くなかったのだろう(結果論だが)。所詮柳沢(と西野)の顔見世興行だったのかもしれない。だがしかし、有料試合でこの体たらくは無いわ。それに折角地方で開催される試合。柳沢トリガーでもいいから、(カターレ富山のホームタウンということを差し引いても)サンガファンを少しでも増やすきっかけになれば良かったのだが、まあ今日の内容では難しいだろうねえ…
 とにかく、この内容と結果を半月後に迫ったリーグ再開へのステップにしてくれれば…


Copyright © 2004- k-ism All Rights Reserved.
inserted by FC2 system