向回路

Last Modified
20100721

2010/07/18(Sun) J.LEAGUE DIVISION1 第13節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 0-1(前半0-0) 湘南ベルマーレ
<得点>
(湘南)阿部吉朗

 祇園祭山鉾巡行も無事終わり、同時に梅雨も明けた京都。すっかり夏の空になってきた。だが、それは同時に酷暑京都の始まりでもある…
 二日前の17日は、早朝から巡行準備、そして曳き子(綱方)として巡行に参加、昨日18日も早朝から撤収作業に参加しており、体中が筋肉痛で悲鳴をあげている。さらに日を増して強くなる夏の日差し。試合が始まる前からかなり体力を消耗しているというこの自分の体は情け無い限りだが…

 対戦相手、湘南ベルマーレ。J1にはベルマーレ平塚以来、11年ぶりの復帰。つまり、湘南ベルマーレとしては初のJ1参戦となる。その最前線に陣取るのは、田原豊。サンガで7年を過ごした長身FWも、2008年で戦力外(まあサッカー以外の裏事情が色々あったようだが)。しかし2009年にJ2湘南でブレイク。再びJ1の舞台に帰ってきた。試合前の選手紹介では、スタジアム全体から拍手で迎えられる。できれば、最下位争いという裏天王山という状況で当たりたくは無かったが。


 18:04 KICK OFF。攻めるサンガ、守る湘南という図式は、この試合終始変わることはなかった。前半だけでサンガのシュートは14本。田原はもちろん、湘南FWに全くチャンスを作らせることはなかったが、スコアは0-0。
 しかし、後半早々に試合が動く。湘南カウンターからのスローイン、田原の上を越したクロスが阿部に渡り、ワントラップでシュート。2試合連続後半立ち上がりに失点を許し、0-1。さらにロングボールから田原にGK平井も交わされてシュートを打たれるが、これは水本がゴールライン上でクリア。この2本が湘南が後半はなったシュートの全て。つまり残りの時間の殆どがサンガの攻撃だったわけだが… 湘南DFに真ん中をがっちりと押さえられてしまい、サイドから攻めるしか無いサンガ。しかし折角サイドまで持ち込んでも、最後のクロスの精度が残念過ぎる。ことごとくファーサイドに流れてしまい、そこには誰もいない。唯一の決定機、大剛のクロスに柳沢のオーバーヘッドがバーを叩いた場面もあったが、それ以外はシュートを打ってもほとんど枠に飛ばず。後半はもうずっと“残り5分”の攻撃を見ているようで実にじれったい。シュート数は、京都23-湘南3。この3本中の1点を守り切られて0-1での敗戦。またもや最下位に転落してしまった。


 得点の匂いがしない。今日の試合はまさにそうだった。クロスの精度が悪いことも問題だが、悪いなら悪いで、最初からファーサイドに一人待ち構えているなど、何らかの対策を打ってもよさそうなものだが…
 13節を終えて、2勝4分7敗、勝ち点10と言う結果は、J2降格した2006年並(この年は1勝5分7敗、勝ち点8)。そろそろお尻に火が付いてもいい頃だと思うが。せっかくのナビスコカップで得た浮上のきっかけが、何の意味もなさなくなってしまう。


Copyright © 2004- k-ism All Rights Reserved.
inserted by FC2 system