向回路

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20100809

2010/08/07(Sat) J.LEAGUE DIVISION1 第17節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 0-2(前半0-1) アルビレックス新潟
<得点>
(新潟)曹永哲、オウンゴール

 京都、激震。
 川崎戦での敗戦を受け、中二日で臨むホーム浦和戦の前日に加藤監督を急遽解任。秋田コーチの指揮のもと望んだ浦和戦は、前半で息切れして0-4の大敗。正式に秋田監督となったアウェイ広島戦は、FK、CK、PKとセットプレイ3連発で0-3と沈む。そして迎える今日の新潟戦。さて…

 チーム状況はさて置き、スタジアムイベントは盛りだくさん。まずはカードフェスタ。2010Jリーグオフィシャルトレーディングカードメモラビア発売ということで、京都のチームエディション発売は、3年連続。これもJ1にいてるからこそ… とりあえず3BOX大人買い。スピードくじ30回は、A賞大判サイン入り写真が増嶋で1枚、B賞の刻印サインカードが10枚、C賞の選手写真が4枚、あとはスカ…じゃなくてカードフェスタプロモカードが15枚。去年は刻印カードがかなり少なかったので、柳沢カードも含めた10枚の引きはまずまず。一部ダブりも出たけど、無事そこらの人と交換で解決。正に“トレーディング”カードだよなあ。だがしかし、肝心のBOXの中身は最悪。インサートカードのアソート組み合わせがほぼ同じ箱を引いてしまい、インサートが3ペアも…
 フレンズスクエアでは、京都市中央卸売市場スペシャルデーということで、大玉スイカ振る舞いが。そういえば、ちゃんとしたスイカを食べるのは、今夏初めてかな。とはいっても、夏至を過ぎてこれから日は短くなる一方。最近時間がたつのが早いこと…


 18:04 KICK OFF。ここ4試合、いずれも無得点で敗れている。どの試合も、前半は無失点に抑えているが、それでも得点が無いことには勝つことは出来ない。比較的相性の良い今日新潟戦でこそ、先制点を奪いたいところだが、ボールを奪っても横に横に展開するばかりで、一向に前への推進力が感じられない。逆に28分、曹永哲に右サイドの増嶋があっさりと交わされ、そのままドリブルで持ち込まれて先制ゴール。前半は1点ビハインドで終える。
 攻めるしか無い後半。前半とは一転、攻勢に出るサンガ。さらに54分、新潟ミシェルが郭泰輝に暴行を働いたとして退場処分。68分には左からのクロスをディエゴが押しこむも、これはオフサイドの判定。ボールを抱えて副審にアピールに行くディエゴの姿は、全てのサンガサポーターの気持ちと重なって見えた。郭泰輝を前線に上げたパワープレイも、正に“後半40分のサッカー”をずっと見ている感じだったが、フィニッシュに至ることが出来ない。そして78分、マルシオリシャルデスのCKのクリアがオウンゴールとなってしまい、万事休す。0-2で4連敗。第4節のジュビロ戦以降、13試合勝ち星無しという泥沼状態。


 試合後のゴール裏も燦々たる状況。ペットボトル、旗が投げ込まれる、乱闘も起きる…もちろん一部のサポーターの話だが、行動を起こすか起こさないかの違いはあれ、どの人の胸にもこの状況に対する悔しさと怒りがあるに違いない。
 今日の観客動員は6,818人。夏休み土曜日のナイトゲーム。最も集客が期待できる条件でこの有り様。このままでは確実にファンが離れていってしまう。一番の薬は“勝ち点3”なのだが…


 最後になったが、今回の監督交代劇について。
 ここ数年忘れていたが、シーズン中盤での監督交代は、サンガのお家芸だった。特に今回は、2006年の柱谷時代とよく似ている。成績が振るわないが、GM・監督を兼任しているため、なかなか動きが取れない(特に今回は、加藤監督の人事権は加藤GMにあったらしい)。いざ監督交代に踏み切ったはいいが、後任監督のリストアップも十分にできておらず、結局内部昇格となり、チームに新しい血を注ぐことは出来ずにカンフル剤程度にしか終わらない。しかも今年はそのカンフル剤も失敗の様子。元を正せば、一時調子が良かったからと言って、GM&監督の加藤氏に対して“異例の”長期契約を結んでしまうフロントが元凶だろう。
 2007年、美濃部監督の後を引き継いだ加藤監督のもと、入替戦で勝ち取ったJ1の座。将来の社長候補としてサンガ入りした加藤氏、この時の監督就任はあくまで一時的なものだと思っていたのだが…

 今日で前半戦17試合が終了。J1残留ラインまで勝ち点7差…


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