向回路

Last Modified
20100828

2010/08/18(Wed) J.LEAGUE DIVISION1 第19節 (平塚競技場)
湘南ベルマーレ 2-2(前半0-0) 京都サンガF.C.
<得点>
(湘南)田原豊、エメルソン
(京都)金成勇、柳沢敦

 会社の休みを取れたので、久々の18きっぷ鈍行旅で一路平塚へ!
 朝8時に大阪を出発するのは、普段の出社より少し遅いくらい。仕事の電話も入ったりしたが、米原・大垣・豊橋・浜松と乗り換えて静岡県内に。途中東静岡駅前の1/1ガンダムに寄り道しつつ、17:30には平塚到着。平塚駅から競技場までは徒歩25分orシャトルバス7分。まあ歩いても十分行ける距離なのだが、試合前に体力を使うのも勿体無いのでシャトルバスを選択する…が、これが大失敗だった。まず平塚駅前のロータリーからメイン道路に出るまでの信号待ちで15分。どうやら2車線の歩道寄りを、どこかの客待ちマイクロバス1台が占拠していたことが原因だったようだが。その後も片側1車線の道路は帰宅ラッシュ。結局競技場に到着したのは、駅を出てから40分弱。これだと歩いたほうが早かったのか…正にアウェイの洗礼である。
 これまでJ2時代の平塚競技場は、ゴール裏立見席は封鎖、バックスタンドをサポーター席にしていたが、J1昇格争いをするようになってから一部の試合で開放、そしてJ1に復帰した今季からはゴール裏が正規のサポーター席になった。平塚ゴール裏への参戦は初体験となったが、傾斜が緩く、ピッチまで距離のあるこのゴール裏、たしかに封鎖されてきたのも納得。
 今日のスタメン2TOPは、金成勇と中村充孝。ドゥトラ・柳沢・宮吉がサブに回ったこのメンバーは、「調子のいい者から使う」という秋田流。このチョイスが吉と出るか凶と出るか。対する湘南のFWは、田原豊。こいつにだけは点を取らせたくない… その湘南、夏定番となった限定ユニフォーム着用の試合だったようで、普段は黄緑のユニが、黒を貴重として襟元などのアクセントに黄緑が入ったのも。まあ…カッコいいよね。


 19:05 KICK OFF。前半のトピックスは取り立てて何もなかったが、試合が動き出したのは後半。59分、カウンターから左に流れてボールを受けた金成勇。そのままドリブルで持ち込んでシュート!ゴール裏からはちょうどスポンサー看板の影でゴールネットに突き刺さった瞬間は見れず、ゴールインなのかサイドネットに弾かれたのどうかかも分からなかった。しかし、ピッチ上、そして控え選手も喜びを爆発させる。ゴールだ!実に7試合ぶりの得点でサンガ先制!ゴール裏は泣き出す女性もあり、久々のゴールに沸き立つが、まだ勝ち点3は掴んでいない。このままもうONEゴール…といきたかったが、69分に田原に豪快に突き刺されて同点。さらに81分にはカウンターから再び田原が抜け出し、これをGK水谷がエリア内で倒したとの判定でPK。やや厳しい判定だったが、これをダニルソンに決められて1-2逆転。残り9分+ロスタイム。攻めるしか無いサンガ、柳沢のヘディングシュートはバー直撃。角田のシュートもポスト。とことんゴールに嫌われるが、そのボールを拾った中山のクロスを中央フリーで受けたのは柳沢。叩きつけたボレーは、力ないシュートにはなったが、想いのこもったボールはゴールマウスに吸い込まれる。90+5分、起死回生の同点ゴールで2-2のドロー。勝ち点3を取ることは出来なかったが、連敗・無得点記録を6で止めることが出来た。直後に試合終了を待っていたかのように、雨が平塚に降りだした…


 15試合勝利無しという結果は、J1残留に向けて危険信号が灯っているのは間違いない。だが、連敗・無得点というどん底状態からは一歩抜け出せたかと思う。特にロスタイム最後の最後で追いつくことが出来たことは、今後の希望材料となるだろう。もちろん、17位湘南相手にこの結果かよ、という意見もあるだろうが、今のサンガにはどこが相手だろうが関係ない。まずは結果が第一なのだから…


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