向回路

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20101118

2010/10/24(Sun) J.LEAGUE DIVISION1 第27節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 1-2(前半0-0) ガンバ大阪
<得点>
(京都)安藤淳
(G大阪)佐々木勇人、平井将生

 関西Jバトルの最終戦は、ホーム西京極でガンバ戦。先週のステップアップリーグでは、二人退場のガンバ相手に2-3で敗れてしまった。サテライトとJ1リーグ、カテゴリーは違うが、同じ相手しかもガンバに2連敗だけはゴメンだ。
 対するガンバは、現在3位。優勝にわずかな望みはあるものの、首位の名古屋とは勝ち点差8。こちらサンガも残留ラインまでは勝ち点差8。お互いの8差を埋めるためにも、勝ち点3が必須だ。


 13:05 KICK OFF。前半のサンガは、今期ベストゲームと言ってもいいほどの動きを見せてくれた。サンガのシュートは11本。サイドに切りこんで上げたクロスは、いつもの様にファーに流れることはなく、どれもがシュートで終わることが出来た。ガンバにはシュート2本しか許さず、この流れのまま後半を闘うことが出来れば、必ず勝利という結果が待っているものと思える前半だった。
 しかし、後半。メンバーを二人入れ替えてきたガンバに中盤を支配され、サンガの支配率は徐々に下がっていく。後半21分、一瞬の隙と言っていいのだろうか。センターサークル付近にいた遠藤から一発のスルーパス。これが右サイドの佐々木に見事に通り、先制を許す。さらに4分後、宇佐美の強烈なシュートはGK守田が弾くも、ゴール前に転がったボールを平井に押し込まれて2点差。あれよあれよと言う間に試合を決定付けられてしまった。後半34分に、ようやくサンガも反撃。西野のシュートのこぼれ球を中山がマイナスに折り返し、ダイレクトで決めたのは安藤。終了間際にはエリア内でファール?PKと思われるプレーもあったが、思いは届かず。1-2での敗戦となった。


 残り7試合、残留ラインまで勝ち点差9。よく残り試合数=勝ち点差が、逆転可能なラインと言う。すでにその基準にも届かなくなってしまった。もちろん残り全勝で残留への希望を持ち続けるのは当然だが、とは言え今期わずか3勝のチームにそれが出来るのか。どう考えても難しいだろう。しかし、今日の前半だけを見れば、その希望に価する戦いは見せてくれたと思う。前半の勢いが後半持続できなかった理由、さらには自分たちの時間帯に得点できなかった理由。この2つさえ解消出来れば…
 今こそチームの思いを一つにして、残りの試合に望んでほしい。まだシーズンは終わってないのだから。


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