向回路

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20101202

2010/11/20(Sat) J.LEAGUE DIVISION1 第31節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 0-2(前半0-2) 大宮アルディージャ
<得点>
(大宮)深谷友基、李天秀

 2010.11.14 vs浦和レッズ。0-2で敗れ、サンガのJ2降格が確定した。
 過去3回(2000年、2003年、2006年)の降格は、いずれもシーズン最終戦、もしくは一つ前の試合だったが、今年は4試合を残してのJ2降格となる。残った4試合、どのようなモチベーションで選手は戦うのか。そしてどのような応援で選手をサポートすればいいのか…

 今日の試合はなんと19:30開始。スカパー!中継の都合かと思われるが、11月下旬のこの時期にこの時間。まだ西京極はいいものの、次節はアウェイ山形でこれも19:30。生中継が被らない様にしたいのも分かるが、もう少し観客のことも考えてもらいたいものだ。そしてこの時間が後々響いてくることになるとは…(まあ想像出来る事態ではあったが)
 さて、スタジアム外では「京都にサッカースタジアムを!」と「京都・サッカースタジアムを推進する会」の署名活動が。タイミングが悪いことにJ2降格決定の翌日に記者会見で発表されたこのプロジェクト。すでに一度お蔵入りとなってしまった専スタ話が再浮上してくれたのは嬉しい限り。ここでしくじったらほぼチャンスはないだろう。が、寒い中署名集めをしているU-15、U-18の少年達には悪いが、それにしてもタイミングが悪すぎた…


 19:34 KICK OFF。来季を見据えて若手を起用するわけではなく、前節と同じスタメンのサンガ。もちろん戦力外通告の柳沢も先発出場。J1残留争い真っ只中の大宮相手に、降格が決まったとはいえホームの意地を見せて欲しい。誰もが思っていたはずだが、今のサンガにはそれだけの力が残っていなかったのか、前半だけで2失点。後半も最後まで攻撃がかみ合わず、0-2で力なく敗戦。これが現実なのか…


 試合が終わり、ゴール裏にやってきた選手達。降格して初のホームゲームでこの試合。当然何か言ってくれるものだと思っていたが、誰も何も言わずに引き上げて行った。これには怒りを通り越して寂しさを覚える。

 そして今シーズン3回目のフロント呼び出し。「団長が呼べ!」「お前が呼べ!」醜い話である。サポ連として呼び出しをしないんだったら、早々に「京都サンガ!」コールで締めれば良かったのでは? まあそんなことはどうでもいい。今回は今井社長を呼び出しての糾弾会になったわけだが、このような場で来期がどうとか育成がどうとか語っても仕方が無い。そういう話はシーズン終了後にサポミが用意されているわけだから、今日ぶつけられたサポーターの想いを踏まえてじっくり聴かせてもらえればいい。だが答弁内容をろくに準備しないまま望んだ今日の場。「J1に1年で戻れるとは思っていない」「育成はきちんと進んでいる」いやいや、今聞きたいのはそういった話ではない。(柳沢問題については今日しか意見をぶつける場はなかったが)

 「このような結果にはなってしまったが、あと3試合勝利のために闘います。そして来年は必ず1年でJ1復帰できるように闘います」

 今一番欲しい言葉を選手からもフロントからも聞けず、「京都サンガ!」コールにとても同調出来ないまま西京極を後にしたのは、もう23時を回っていた。


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