向回路

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20110429

2011/04/24(Sun) J.LEAGUE DIVISION2 第8節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 2-1(前半1-1) ファジアーノ岡山
<得点>
(京都)中村充孝、久保裕也
(岡山)白谷建人

 待ちに待った1ヶ月半ぶりのJ"再"開幕戦は、ホーム西京極から! 相手は初対戦、ファジアーノ岡山。

 ファジアーノ岡山と言えば、今から4年前の2007年。就職して1年目、岡山で働いていた自分は、中国リーグからJリーグを目指すファジアーノ岡山の盛り上がりに心惹かれ、桃太郎スタジアムのホームゲームはほぼ皆勤、その後鳥取に転勤となったが、年末の地域リーグ決勝大会も広島・熊谷と出向き、見事JFL昇格の瞬間まで見届けることが出来た。地域リーグながら最大で9,000人まで集客出来るようになり、メイン・バックが一体となった圧倒的なスタジアムの盛り上がりには、残念ながら今のサンガには無い、あるものを感じてしまった…(詳細は当時のレポートを参照)
 そんなファジアーノと、同じJの舞台で戦うことには、感慨ひとしお。J2というのが釈然としないが… 今日もアウェイではあるが、2,000人近くのサポーター、大旗も10本近く出ているという力の入れよう。チャントも懐かしいものが… いやいや、思い出に浸るのはここまで。

 ポツポツと雨が降り出す中、昨年で引退したGK平井の引退セレモニー。今や宮吉を筆頭にユース昇格が普通になってきたが、その先駆者といえば平井。1997年にトップ昇格し、2000年にはJ2降格争いの中松永から正GKの座を奪い、その後もコンスタントに出場を続けた。最近は水谷に押されていたが、去年のナビスコカップでの大活躍はまだ記憶も新しいところ。今後はアカデミーのGKコーチとして、今まで以上にユースからトップヘの道へ導いてくれるだろう。長い間お疲れ様!

 さあ試合だ!といったところで、いきなりの豪雨と雷鳴。土砂降りの試合と言えば、アレモン追悼の鳥栖戦、プレシーズンマッチ富山戦が思い出されるが、その比じゃない程の雨、そして大粒の雹…これはさすがに試合開催どころじゃない。開始一時見合わせとなった。「避雷針などにより観客席の安全対策を行っています。席を立たずに、冷静にご対応ください」と言われても、席を立って雨宿りなんて出来るはずもない西京極。ただただ雨に打たれるしかなく、これは拷問か… 京都市長がキックインセレモニーをやるようだが、それよりも屋根を作ってくれ。マジで…

 結局約25分遅れの13:29KICK OFF。先週の練習試合ジュビロ磐田戦で大勝したサンガ。スタメンも先週と同じく、トップにはU-18高3久保がJ初出場初先発。練習試合ではハットトリックの久保、さあ実力や如何に。
 試合はいきなり動く。開始3分、久保が得たFKから、加藤弘堅のクロスを宮吉がヘッドで落とし、そこにフリーの中村充孝が蹴り込み、ファーストシュートでサンガ先制!しかし29分に同点弾を浴び、前半は1-1。大木監督も振り返っていたが、硬さが目立ったサンガ。久保もシュートを打つシーンは殆ど無く、本人曰くガチガチだったとか。
 しかし後半、迎えた59分。ボールをカットした安藤からゴール前の久保へ。密集地帯を充孝とのワンツーで裏に抜け出して勝ち越し弾!J初出場初先発初ゴールではJ最年少記録となったのだろうか。久保のメモリアルゴールでサンガ勝ち越し! その後も宮吉のスルーパスに中山、オフサイドにはなったが、久保からドゥトラなど、これからの可能性を感じさせてくれる。終盤は長身チアゴを投入した岡山に押し込まれるが、相手の決定力不足にも助けられ、2-1で逃げきり。ホーム開幕戦を無事勝利で終えることが出来た。


 J昇格2年目を相手に2-1。内容は褒められたものではないが、ホーム開幕戦勝利、久保の初ゴールとこれからに勢いの付く“結果”は残すことが出来ただろう。次節も初対戦の栃木。ここ数年で急速に力をつけてきた相手、今年も2連勝中。油断大敵だ。

 あと、応援についてですが… 新曲増やす前に浸透させる方に重きを置いたほうがいいのでは。もうAKBみたいに応援歌総選挙でもしてみたらいかがでしょうか?


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