向回路

Last Modified
20111126

2011/11/06(Sun) J.LEAGUE DIVISION2 第34節 (熊本市水前寺競技場)
ロアッソ熊本 1-2(前半1-1) 京都サンガF.C.
<得点>
(熊本)大迫希
(京都)ドゥトラ×2

 湘南との連戦を経て4連勝中のサンガ。一時は19位まで沈んでいた順位も10位まで浮上、ようやく一桁が見えてきた。5連勝をかけた今日はアウェイ熊本での一戦。
 サンガが熊本で試合をするのは2回目。前回は2003年に大分ホーム扱いで行われたKK WINGでの試合。この試合は黒部がPKをを外して●0-1、J1残留に向けて痛い星を落とした試合だった。その前は1996年のナビスコカップ、サンガホーム扱いでここ水前寺競技場で行われた広島戦。この試合での●0-1によりオスカー監督が解任された。未だサンガは熊本県内で得点を挙げることが出来ていないのだ。

 さて、今回の試合は日曜開催。せっかくの熊本遠征、鉄道ファン的にも楽しまないと損!ということで、土曜日から盛り沢山の移動行程にしてみた。まずは新大阪始発のみずほ601号で一気に熊本まで。大阪からたったの3時間、九州上陸した感じがしないまま向かったのはSL人吉。以前はSLあそBOYで使用されていた58654号機、一度は車両故障で修復不能とされたが、奇跡の復活により2009年からここ肥薩線で運行されている。人吉到着後は、観光列車いさぶろう&しんぺいで吉松往復。この吉松でどこか聞いたことある声に呼ばれたと思ったら…同じく鉄道ファンの関Taka氏!まさか九州の山奥でサンガサポに出会うとは…
 くま川鉄道で多良木に向かい、土曜日の宿はブルートレインたらぎ。はやぶさ・富士で引退した14系寝台車を3両(スハネフ14-3、オハネ15 6、オハネ15-2003)使用した簡易宿泊施設。止まったのはSOLOの1人個室だったが、当時の空気感そのままの車両が大事に使われていて非常に気に入った。また次回も来たくなる施設だった。次回…いや、まだJ1昇格の望みは潰えてはいないが…


 いよいよ試合当日。熊本駅からは豊肥本線で水前寺駅へ、あいにくの雨模様の中、駅から競技場へは徒歩で15分。駅からは少し離れているが、県庁からも近い街中のスタジアムだ。アウェイゴール裏には電光掲示板がそびえるが、流行りのオーロラビジョンでは無く“電光掲示板”。ドット絵も無く、ビジョンでは西京極に軍配か。しかしスタジアムグルメにはなかなかの力の入れよう。雨でじっくりと味わえなかったが、“アジアの大砲”高木監督モチーフの大砲ドッグ(アメリカンドッグ)や、馬肉を取り入れたメニューが盛り沢山。さすがに西京極名物冷めた唐揚げでは太刀打ち出来ず… スタジアムにがゆるキャラで大人気、熊本県のキャラクターくまモンも来ていた。
 今日のスタメンは前節と同じだが、サブには脳震盪で戦列を離れていた染谷が復帰。ようやく駒が揃ってきた。一気に熊本を叩いて、順位も1桁に乗せたい!


 13:03 KICK OFF。普段と前後逆のエンドで始まった前半、ハイプレスの熊本に対してペースを掴めないサンガ。セカンドボールもほとんど奪えず、11分には中盤からワンタッチでボールを運ばれ、最後は大迫に決められて熊本に先制を許す。その後も熊本に押し込まれるが、GK水谷のファインセーブもあり追加点は許さず。そして37分、中山のスルーパスを工藤が折り返してドゥトラがダイレクトシュート!ドゥトラの7月以来の得点で前半を1-1で折り返す。
 後半は一点攻めるサンガ。宮吉のシュートはオフサイド判定だったが、53分中山がゴール前に抜け出し、折り返しを再びドゥトラ!スタメン復帰以来調子が徐々に上がってきたドゥトラ、遂に爆発!逆転のサンガ。ホームの熊本も後半だけで9本のシュートを放つが、集中した守備で守りきって2-1で試合終了。熊本戦初勝利と共に、2005年以来6年ぶりの5連勝を飾ることが出来た。


 後半から秋本に変わって出場した染谷が本日のお立ち台。後半の守備の踏ん張りは染谷の力も大きい。脳震盪後ということで無理は出来ないと思うが、徐々に体を慣らしていって欲しい。そして滅多にアウェイではやらない勝利の行進オーレオレオレサンガ!自分自身負け続けていたアウェイ遠征で今期初勝利!残るは4試合。ここまで来たら全勝で終わるしか無いでしょう!!


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