向回路

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20111213

2011/12/03(Sat) J.LEAGUE DIVISION2 第38節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 3-1(前半2-0) FC岐阜
<得点>
(京都)中山博貴、ドゥトラ、秋本倫孝
(岐阜)押谷祐樹

 長かった2011シーズンもいよいよリーグ最終戦。アウェイ岡山戦はアディショナルタイムの失点で連勝が6で止まってしまったが、次戦アウェイ横浜FC戦では逆にアディショナルタイムの2ゴールで一気に逆転勝利。6連勝の力は伊達じゃなかった。
 最終節はスカパー中継の関係もあり、J2は全試合12:30KICK OFF。普段より早めに家を出る。今年は秋の到来が遅く、今日も12月にしてはかなり温かい(17.3℃)が、西京極の銀杏の木はすっかり色付いている。
 ホーム最終戦は毎回グッズショップが混雑する。在庫一掃セール!という訳でもないのだが、ファンクラブの観戦ポイントで交換できるグッズ割引券の有効期限が来てしまうため。ポイントの翌年繰越は出来るため、今日で期限が切れるのは2010シーズンの累積ポイント。残ポイント数はワンタッチパスマイページで確認のことだが、「2010年度ポイントは◯◯ポイント」と書いてくれればいいものを、不親切なことに「現在の有効ポイント」「有効な累積獲得ポイント」としか書かれておらず、パッと見では分からない。「現在の有効ポイント」から2011シーズンで貯めたポイントを引けば分かるのだろうが… しかしカレンダーも既に買ってしまっているので、特に買うものが… 仕方が無いのでワンピースコラボグッズをば。

 試合30分前、選手アップ開始。サンガスタメンには前節途中出場の安藤がスタメン復帰。前節も安藤が投入されてからの2ゴール。天皇杯佐川印刷戦での負傷から満を持してのスタメン復帰、否が応でも期待してしまう。FWには10ゴール達成の久保はベンチスタート。今は宮吉&ドゥトラのコンビが機能しているということか。


 12:35 KICK OFF。前半はほぼ完璧なサンガのゲーム。お家芸の細かいパスワークから岐阜ディフェンスを崩しにかかる。32分、右サイドを突破した安藤がクロス、中央で合わせた工藤のヘディングシュートはGKに弾かれるが、そのこぼれ球を中山が蹴り込んでサンガ先制。前半終了間際にもクリアボールを受けた中山が右サイドを上がり、中央工藤から再び中山に繋ぎ、最後はドゥトラが振り向きざまの右足シュート!ドゥトラのお気に入りサムライパフォーマンスも飛び出してサンガ2点リードで前半を折り返す。
 後半に入り、57分にはチョン・ウヨンのCKを秋本が低い位置で合わせて3点リード。これで試合の大勢はほぼ決したが、これまで非常に効いていた安藤が50分に足首を痛めて途中交代した影響もあり、大木監督曰く「ミスのオンパレード」。パスミスが続き、セカンドボールも拾えなくなる。結果、83分に岐阜ゴールキックから押谷がDF3人に囲まれながらのゴール。岐阜に意地の1点を返されるが、失点はこの1点のみ。3-1で最終戦で勝ち点3を積み上げ、勝ち点58の7位フィニッシュとなった。


 後半の試合展開は反省だが、前半は今期ベストといってもいい展開だった。中山・ドゥトラの2ゴールはもちろんのことだが、相手のファールを何回も受けながら決して倒れずに前線までドリブルで駆け抜けた中村充孝、怪我明けだが積極的に右サイドを突破して先制ゴールにつなげた安藤と、随所に光るプレイを見ることが出来た。正に「もう一度観たくなるサッカー」だろう。これがあと半年早く出来ていれば…


 全38試合を終えて17勝7分14敗の7位。最終戦にしてようやく今期最高順位まで持って上がることが出来た。一時期19位まで順位を落とし、当時首位の千葉とは勝ち点差14離れていたが、最後は同勝ち点まで追い上げることが出来た。残念ながら得失点差の関係で千葉のほうが順位が上なのは悔しいところだが…
 後半戦19試合だけを見ると12勝2分5敗の勝ち点38。これはJ1昇格となったFC東京(勝ち点39)、鳥栖(42)、札幌(40)に次ぐ成績。あまりにもエンジンがかかるのが遅すぎたということか…

 しかし今年はこれで最後ではない。天皇杯だ。Jリーグが終わってからも天皇杯の道が残っているのは、優勝した2002シーズン以来と言っていいだろう。2週間後に香川県丸亀での鹿島アントラーズ戦。昨年度天皇杯チャンピオン相手に、今のサンガのサッカーが通用するのか。チャレンジャーとして思いっきりぶつかって欲しい。そして戦う以上は元旦国立を目指して!


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