向回路

Last Modified
20120322

2012/03/17(Sat) J.LEAGUE DIVISION2 第3節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 2-0(前半1-0) ロアッソ熊本
<得点>
(京都)宮吉拓実、中山博貴

 J2通算10,000ゴールまで残り4ゴール。今日13時開始の4試合で達成される可能性が非常に高い。この西京極もその内の1試合。J's GOALの投票企画では、10,000ゴール予想1位はサンガの久保裕也。今期未だゴールがない久保、ここで再び名を轟かせることが出来るか…

 今日も朝から雨の京都。試合時間には止んできたが、開幕戦から実に3試合連続での雨。そのせいあってか、入場者数は2,901人と3,000人を割る緊急事態。確かにこの西京極ウェザーの中での観戦は、ライト層には嫌厭されるだろう。未だ進展しないスタジアム問題、そろそろ建設予定地が決定されるはずだが、何の音沙汰も無い。
 今日はなんと熊本からロアッソくんが京都出張。試合前にはサンガゴール裏でパーサ&コトノと一緒にパフォーマンス。なんと側転一発、さらに(出来やしない)パーサを煽ってくる始末!パーサも誤魔化し誤魔化しで逃げようとしていたが、覚悟を決めてなんとか側転もどき?で拍手喝采。まあよくやった、パーサよ…


 13:04 KICK OFF。練習で軽い負傷の福村に変わり、慶応大から新加入、大卒ルーキーの黄大城(ファンテソン)が左サイドバックに入った今日のメンバー。そのテソン、最初こそ緊張も見られたが、次第に持ち味のオーバーラップが攻撃にリズムを作り出す。先制ゴールはそのテソンから。CKのこぼれ球に走りこんだテソンが左サイドを突破。完璧なクロスボールを押し込んだのは宮吉。背番号13の初ゴールはJ2通算9,999ゴール目。1-0で前半を折り返す。
 他会場でも2ゴールがあり、迎えた後半。14時開始の試合も含めて、次のゴールが通算10,000ゴールとなる状況、俄然盛り上がる西京極。その後半、シュート数だけを見てもサンガ15本、熊本1本と完全に熊本を圧倒。60分には久保のドリブル突破から安藤へ繋ぎ、最後は中央で中山がダイレクトボレー!いよいよ10,000ゴールか!と思いきや、とりスタでの鳥取-町田戦の町田先制ゴールが10,000ゴール目となり、残念ながらこの中山のゴールは10,001ゴールとなった。その後も止まらないサンガの攻撃。次は久保にゴールを取らせようという空気の西京極。久保にボールを集めるが今日もバー直撃シュート、熊本GK南のファインセーブ2本に阻まれてしまうなど、ツキからも見放されてしまったかのようだ。早く初ゴールで吹っ切れて欲しいのだが… 2-0というスコア以上の完勝だったが、久保のゴールが生まれなかったこともあり、なんだか消化不良…


 惜しくもJ2通算10,000ゴールというメモリアルは逃したが、前半の宮吉のゴール、そしてこの中山のゴール、いずれも非常に美しいゴールだった。「また観たくなるサッカー」徐々に形になりつつあるようだ。あとは開幕湘南戦のようにガチガチ京都対策を取ってきたチームにいかに対応できるか。
 ゴール裏で選手・サポーター一緒になっての「オレオレサンガ」の他にも、今期からAゴール裏、バック、メインでもバンザイ×5をやるようになった。陸上トラックを挟みピッチが遠い西京極だが、選手とサポーターの距離は確実に縮まっている。



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