向回路

Last Modified
20120422

2012/04/15(Sun) J.LEAGUE DIVISION2 第8節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 1-0(前半0-0) 東京ヴェルディ
<得点>
(京都)原一樹

 鴨池を挟んで久々の西京極。桜の見頃は過ぎたが、まだ咲き誇っているものもあり、西京極公園は花見客+スポーツ観戦客でごった返す。それもそのはず、今日は西京極メインのサンガ、西京極補助ではなでしこチャレンジのバニーズ京都vsスフィーダ世田谷、西京極球場(わかさスタジアム)では女子ソフトボールの開幕戦と三つ巴(残念ながらハンナリーズは来てなかったが)。その女子ソフトのおかげで残念過ぎる西京極グルメもプラスアルファの出店。いい加減サンガ側の屋台も何とかして欲しい…

 先々週の鴨池にも来ていた江戸川コナン君。今年のコナン映画ではJリーグとコラボしており、実際の選手が声優として登場したり、スタジアムの歓声をゼロックス杯で録音するなど、新しい試みが取り入れられている。その一つとして、J各クラブとのコラボグッズが発売。サンガでも今日からコナン柄のタオルマフラー、缶バッジ、メモ帳が発売となった。ワンピースグッズの時もそうだが、アニメキャラがサンガユニを着てくれるのは誇らしい。

 サンガは14時開始。その裏で行われるなでしこチャレンジは13時開始ということで、選手アップ開始までの10分ほど西京極補助でバニーズを見ることにする。入場料は無料だが、入口でプログラムを売り込まれたので購入。なでしこリーグ・なでしこチャレンジ合冊となっており、そこそこ分厚い冊子でお値段千円。かなり読み応えのある内容で、リーズナブル。各クラブの集合写真を見てみると、ユニフォームがJクラブとモロ被りのものが。チャレンジの静岡産大磐田ボニータなんか、どう見てもガイナーレ鳥取… バニーズ京都は紫ユニだが、色合いはサンフレッチェ風。今日の対戦相手、スフィーダ世田谷は町田ゼルビア風か。
 試合の方はと言うと、開始早々世田谷が2点リード。10分足らずしか見ていないが、バニーズにミスが多く最終的に0-7で開幕2連敗。全体的に身長の低い選手が多く、競り負ける場面も多かったのが気になる。


 さて、サンガに戻る。今日の試合の見所は、U-23代表候補に選出されたサンガ宮吉、ヴェルディ杉本。共に飛び級で代表選出され、先日の仙台との練習試合では共に途中出場で宮吉は1ゴールの活躍。このタイミングでの両者の対戦、お互いに負けられない気持はあるはず。そんなチームメイトのために、ディフェンス陣も必ず押さえてやろうと気合も入るだろう。果たして軍配はどちらに上がるのか…


 14:05 KICK OFF。3位のサンガに2位のヴェルディ、上位対決に恥じない試合展開となる。ヴェルディはFW阿部に右サイドバックの森、MF西を中心に攻勢に出る。バーに弾かれた阿部のシュートや、サイドを突破されてのクロスなどサンガ左サイドが攻め立てられる。サンガ前半のシュートは2本のみ。なんとか守りきって前半を0-0で折り返す。
 後半はサンガも攻めに出る。GKのこぼれ球に合わせた中山、途中交代で今季初出場の伊藤のドリブル突破がアクセントとなり、最後は工藤のシュートもバーの上。今日の工藤はいい所にいるもののシュートをふかしてばかり。対するヴェルディ、U-23代表候補の杉本が魅せる。後半だけで3回、枠を捉えた絶好のシュートを放つもいずれもゴール前に立ちはだかったのはGK水谷。久々に吼えた水谷のファインセーブでゴールを許さない。お互い0-0で迎えた80分、いよいよ切り札原を投入。前節岐阜戦、アディショナルタイムの投入で見事決勝点を決めてみせた原。さすがに2試合連続とは…いや2試合連続だった!宮吉の浮き球のパスに今日もファーストタッチでボールを収めて放ったシュートがヴェルディゴールに突き刺さる!正にスーパーサブ、原の2試合連続決勝弾で1-0の勝利!順位もヴェルディと入れ替わって2位に浮上した。


 「神様、仏様、原様」とはキャプテン中山のブログより。2試合連続途中出場直後にゴールを決めた原の勝負強さには恐れ入るばかり。ゴール裏のお立ち台で「ありがとう!」と叫んだ水谷は今日が結婚記念日。今日は攻撃陣以上に水谷を中心とした守備陣の踏ん張りが勝ち点3をもたらしたといえるだろう。
 次節は最下位横浜FC戦。そして怒涛のGW連戦に突入する。中2日で4連戦、なんという日程!


 試合終了後は嵐電の桜トンネルライトアップへ。今シーズンのライトアップは今日が最終日。帷子ノ辻から北野線に乗り込み、鳴滝-宇多野間のライトアップ区間へ。車内が消灯され徐行で進む桜のトンネル、満開の桜もいいが、桜吹雪のライトアップもまた風情がある。宇多野で途中下車して向かった撮影スポットも、人が多すぎず少なすぎず、平和な撮影会でした。


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