向回路

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20120507

2012/05/03(Thu) J.LEAGUE DIVISION2 第12節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 1-0(前半0-0) 栃木SC
<得点>
(京都)伊藤優汰

 GW連戦3試合目。中2日で4試合という日程は、J1昇格プレイオフの影響でリーグ戦の終了時期が前倒しになったことに影響している。当然選手にとっても厳しい日程なのだが、サポーター、特に声出しサポーターの“喉”にとっても非常に厳しい。大分戦、松本戦を終えた翌日5/1は出勤日だったのだが、ほとんど声が出ずに「風邪?」と心配されてしまった。いえ、違います。声の出しすぎです…

 連休中盤から天気がぐずつく関西地方。昨日5/2は西京極でJFL佐川印刷vsSAGAWA SHIGAの“佐川ダービー”があったが、生憎雨の中の試合。今日は雨は何とか上ったが、今にも振り出しそうな天気、さらには風も強い。雹に大雨にカンカン照りと、本当に西京極はちょうど良い天気は無いのだろうか…
 ファミリーJoinデイズの西京極、今日はMr.ピッチが来場。正面からの姿は何度も見たことがあるが、横からの姿は…正に断面図。しかし動きにくい着ぐるみだろうな…


 2連敗、引き分けと3試合勝利のないサンガ。これまでFWの入れ替え(原・長沢)の他は怪我・出場停止以外メンバーをほとんどいじらなかった大木監督。しかしここに来て大きくメンバーを変更してきた。前節松本選手終了間際に肩を脱臼した染谷に代わり開幕戦以来のバヤリッツァ。中盤では中村充孝・ウヨンがメンバー外となり、駒井と倉貫が先発。そしてFWは久保と新加入サヌの新2TOPとなり、前節からスタメン5人入れ替えとなった。対する栃木もスタメン4人入れ替え。お互いフレッシュなメンバーで臨む試合、結果はいかに…



 13:04 KICK OFF。前半はお互いに探り合い、と言えばいいだろうか。栃木のしっかりしたディフェンスからのカウンター、特にサビアのシュートは枠を捉えるが水谷がはじき出して事なきを得る。一方サンガ。新加入サヌは身長が低いもののロングボールを弾くのが上手く、サヌが弾いたボールを中央でフリーの選手が受けてチャンス、という場面がこれから多く作れそうな予感。しかし前半のシュートは1本。スコアも0-0で前半を終える。
 後半に入り、今季初ベンチスタートとなった宮吉を投入。28分にその宮吉が右サイドを抜け出してGKと1vs1。放たれたシュートは見事決まったか!とガッツポーズをしてしまったが、クロスバーに弾かれてしまう。さらに伊藤、原を投入して一気に攻勢に出るサンガ。だんだん得点の匂いがしてきたが、時計の針だけが進み、向かえた89分。栃木ボールを原が奪うと一気にドリブルで前線へ持ち込み、右サイドフリーの伊藤へパス。これまで何度も右サイドを抉るドリブルを仕掛けていた伊藤。ここも右に切れ込むか、と思いきや中に持ち込んで左足一閃!豪快に栃木ゴールに突き刺して決勝ゴール!今日も終了間際の劇的ゴールで4試合ぶりの勝ち点3を得ることが出来た!



 苦しい試合だったが、「勝利」という最低限の結果をつかむことが出来た。こういった試合を積み重ねていくことが大事。大事なのだが…工藤は相変わらずボールの持ちすぎ、パスミスでボールロストの繰り返し。久々スタメンの久保は、周りのサポートが少なかったこともあるだろうが、後ろからのプレッシャーに弱すぎる。持ちすぎて奪われることが分かっているのなら、もう少し早いタイミングで回りを使う、もしくはシュートに持ち込むなどしていかないと、初ゴールは厳しいのではないだろうか。
 昨年は1分1敗と勝てなかったが、この勝利で栃木戦初勝利。前節の松本戦は引き分けとなってしまったが、J2優勝を狙う為にも、今期中の「J全クラブ勝利(横浜フリューゲルス含む)」を達成して欲しい。



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