向回路

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20120528

2012/05/26(Sat) J.LEAGUE DIVISION2 第16節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 1-0(前半0-0) ギラヴァンツ北九州
<得点>
(京都)中村充孝

 J2=日曜日とほぼ固定化された今期、開幕戦以来久々の土曜日開催のホームゲーム。曜日固定化には反対だが、それでも日曜日の試合が続くとそれに慣れてしまう。金曜日まで仕事が続き、翌土曜日にもう試合!?と体内時計が妙な反応を示してしまう。いやいや、日曜日がゆっくりできるからいいではないか。だが明日の日曜日は関西ステップアップリーグで神戸遠征。まさにサッカー漬けの週末。良いことではないか。

 今日のホームゲームでも各種イベント。まずは「カーボン・オフセットマッチ」ということで、今日の試合で排出されるCO2(会場の電気、観客・選手の移動やゴミの焼却に伴うもの)相当を、地域社会のCO2削減取組を購入することで、形上は「CO2排出ゼロ」を実現する、というもの。フレンズスクエアにはPRキャラクターの「エコちゃん」と、京田辺市応援デーということで観光大使「一休さん」が来場していた。この一環として電気自動車の試乗会が開催されており、せっかくなので乗せてもらうことに。天神川から五条通へ抜けてスタジアムを1周するルートで運転する。ハイブリッドはレンタカーで経験有りだが、完全な電気自動車は初体験。これほどまでに!と驚くほどの静かさ、そしてスムーズすぎる加速性能。今はまだ充電場所にも限りがあり、一般家庭で充電するにはコンセントの200V改造が必要とのこと。しかしエコ推進のこの時代、数年後には主流になってくるのだろう…と思いたいが、東日本大震災から続く原発事故による節電・脱原発・化石燃料回帰。エコにもストップがかかってしまうのだろうか。
 さらにこの試合は「京セラドキュメントソリューションズスペシャルデー」。関係社員にも大量動員がかかっているらしく、フレンズスクエア横にも専用テントが設けられ、弁当の配布が行われていた。そのKDS(旧:京セラミタ)、ただ動員されだけに来るのではなく、「京セラドキュメントソリューションズは京都サンガを応援しています」看板で大きくアピール、これは好印象。試合開始時にSバック上段で掲げただけでなく、ハーフタイムには場内を一周。こういった形でストレートに表現してくれるのは嬉しいね。


 13:04 KICK OFF。前節と同じメンバーで臨むサンガ。開始早々安藤のクロスのウヨンが頭で合わせる場面を作るなど、主導権を握ったのはサンガ。37分にはサヌが落としたボールを受けた中村充孝、サヌの動きにDFがつられて開いたスペースに左足一閃、北九州ゴールに突き刺さってサンガ先制!23日に第1子が生まれたばかりのサヌのアシスト、ゆりかごダンスで祝福のゴールとなった。前半北九州に許したシュートは1本。ほとんど決定機も作らせずに前半を終える。
 後半。安藤から宮吉に2本立て続けにパスが通るが、1本目は綺麗に宮吉が裏に抜け出すが、北九州DFに追いつかれてシュートまでは持ち込めず。2本目は中央フリーでシュートを放つがバーの上。開始早々に綺麗な形で決定機が作れており、追加点の期待も高まったが、徐々に流れは北九州に。特に交代で入ったレオナルドがサンガ左サイドを何度となく突破にかかる。そんな中、中山博貴が立て続けに警告を受け、86分に退場処分となってしまう。特に2枚目の警告は、直前のウヨンから宮吉へのパスミスに起因するものだが、タックルした瞬間にこれはカード、と分かってしまうファール。1人少なくなったサンガ、こういう試合はワンチャンスで追いつかれてしまいがち。倉貫を投入して試合のクロージングを図るが、アディショナルタイムにレオナルドミドルシュート!1点モノのシュートだったが、枠外にそれて事なきを得る。そしてタイムアップの笛。苦しい試合だったが、無失点勝利で連勝を5に伸ばした。


 ゴール前でのお立ち台は決勝ゴールの中村充孝。今日誕生日の水谷・松尾へのハッピーバースデーを!とリクエストが飛ぶが、少々考え込んだ充孝、マイクを伊藤優汰に押し付ける!ここはムードメーカーの優汰、「♪ハッピバースデー ディア水さ〜ん、ディア元さ〜ん」とミッション完遂。オーレオレオレ行進で最後のバンザイリードはバースデー水谷。「オーーー…」やっぱやらないよー「プイッ!」と、フェイント2回。新しいパターン?で少しグダグダになりかけていたゴール裏の雰囲気をまとめあげて?今度こそバンザイ×5発。

 今日開催のJ2は西京極のみのため、首位の山形をかわしてサンガが暫定の首位に立つ。2007年、2010年と1度も立つことの出来なかったJ2首位の座。2006年以来6年ぶりに奪還することが出来た。そして翌日曜日の試合で山形が敗れたことにより、“暫定”の文字も外すことが出来た。
 次節のアウェイ富山戦を挟み、次のホームゲームはその山形戦。首位攻防戦、この座を明け渡すことの無いよう、1試合1試合勝ち続けるのみ!



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