向回路

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20120528

2012/05/27(Sun) 関西ステップアップリーグ 第5日 (いぶきの森球技場)
ヴィッセル神戸 4-2(前半2-1) 京都サンガF.C.
<得点>
(神戸)都倉賢×3、茂木弘人
(京都)松尾元太、伊藤優汰

 昨シーズンは全日程を消化できなかった関西ステップアップリーグ。どうしてもJ1とJ2の間ではトップの試合日が異なる(土曜日と日曜日)ため、お互いのスケジュールを合わせられないのも事実。実際昨シーズンのサンガは関西学生選抜とセレッソとの試合を消化したのみで、ガンバ、神戸との4試合が未消化となっていた。
 今シーズンはさらに「J1土曜日、J2日曜日」とほぼ日程の固定化となったが、現在のところセレッソとのアウェイゲームの他は日程が発表されている。日曜日が2試合、その他は全て平日開催。今日はその僅かな日曜開催、場所はヴィッセル神戸の練習場、いぶきの森球技場。


 2年ぶりにやって来たいぶきの森、地下鉄西神南駅から市バスで約10分、ハイテク4番停留所から徒歩で約10分。これまでのサテライト・ステップアップリーグの試合は、一番奥のCグラウンドで実施されており、今日もそのはずだ、とCグラウンドに直行すると、すでにそこでは試合が!? 実は今日のいぶきの森ではクラブユース関西予選が同日開催されており、その第1試合の神戸vsセレッソの真っ最中だった。という訳で、手前のAグラウンドに移動。
 天然芝Aグラウンドと人工芝Bグラウンドの間の通路には観客用のベンチが置かれており、段差も設けられているのでサンガタウンのベンチとは段違いの見やすさ。しかし声出しは90分スタンディングなのであまり関係ない。今日の声出し隊は3人。


 14:00 KICK OFF。開始早々伊藤優汰がDFの裏に抜け出し、GKもヘディングでかわすが無人のゴールに決められず。この後もう一度決定機を向かえるも得点ならず。ここで決めておけば流れも変わったかもしれないが、試合は終始神戸ペース。特に松尾の右サイドが徹底して狙われており、松尾・内野もその対応に追われるがそこは神戸のほうが1枚も2枚も上手、18分に右サイドを破られて失点を許す。直後のサンガCK、内藤の左CKを中央で合わせたのは松尾。サンガ加入後公式戦初ゴールで同点に追いつく。が、25分に再び左サイドからドリブルで持ち込まれ、最後は都倉に2点目となるゴールを奪われて前半は1-2。
 後半開始早々、サンガも左サイドを突破、クロスに原が打ち込んで同点!と思いきやオフサイド。黄大城のオーバーラップが効いており、前半よりはチャンスを作るものの最後のシュートが打てない、打ってもGK正面とこれは!というプレイを見ることが出来ない。逆に59分、70分と失点を続けてしまう。途中原川、三根のU-18昇格組を投入、特に原川はボールキープにさすがのテクニック。久保を除く昇格組の中では一番最初にトップ出場があるかもしれない。80分に伊藤が意地のミドルシュートを決めて追い上げるが、反撃はそこまで。2-4の惨敗となってしまった。


 試合開始前、選手が組む円陣でゲームキャプテン倉貫の「ここまで来てくれている人のために…」という声が聞こえたような気がした。ステップアップリーグとはいえども、公式戦の一つ。選手たちがこういった気持ちで戦ってくれる(かもしれない)のは、声出し応援をしている一人としてはとても嬉しい。しかし、失点を重ねるたびに諦めのような空気が漂っていたのも事実。まずは1点返そう!ボールを持ってセンターサークルに走れ!とまでは言わないが、それくらいの気持ちは見せて欲しかった。


 次節のステップアップリーグは、6/3(日)にサンガタウンで関西学生選抜A戦。学生相手だが、決して練習試合ではない! 気持ちの入った好ゲームに期待したい。


【前半開始時メンバー】
    長沢 原
 駒井 内藤 倉貫 伊藤
黄大城 酒井 内野 松尾
     児玉

【後半終了時メンバー】
    駒井 三根
 原川 内藤 倉貫 伊藤
黄大城 酒井 内野 松尾
     守田



2012/05/27(Sun) adidas cup 第36回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 関西地区予選 第2戦 (いぶきの森球技場)
京都サンガF.C.U-18 3-2(前半1-2) ガンバ大阪ユース
<得点>
(京都U-18)大西勇輝、奥川雅也、岩元颯オリビエ
(G大阪ユース)徳永裕大、山崎拓海

 ステップアップリーグは14:00から、クラブユース予選は15:45から。微妙に重なるため、ステップアップリーグを見届けてからCグラウンドに向かうと、ちょうどサンガが先制した所。しかし直後にPKで追いつかれ、逆転ゴールも許して前半はガンバユースリード。
 後半に入り、55分に奥川が直接FKを決めて同点に追いつく。攻めるサンガとカウンターのガンバ、という構図が続く。ガンバも何度も決定機を作るが、至近距離のシュートはサンガGK上田がシャットアウト、決勝点が飛び出さないまま時間だけが過ぎていく。しかしドラマはアディショナルタイム。直前の89分に投入された1年生、岩元颯オリビエの劇的決勝弾でサンガ勝利!

 この結果、Jユース4クラブがいずれも1勝1敗で並ぶという団子状態。次週のガンバグラウンドでの第3戦の結果、次のステージに進むのはどのクラブか。昨シーズンのサンガは第3代表決定戦に回っている。今年はストレートに代表権を掴みたい。



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