向回路

Last Modified
20120907

2012/08/12(Sun) J.LEAGUE DIVISION2 第28節 (味の素スタジアム)
東京ヴェルディ 0-1(前半0-0) 京都サンガF.C.
<得点>
(京都)中村充孝

 町田に続く関東アウェイは、味スタでのヴェルディ戦。自宅から町田までは小田急一本で行けるので、一番近いアウェイは町田だと思い込んでいたが、意外や意外、地図を見ると味スタの調布市のほうが近かった。だが電車では下北沢・明大前と2回乗り換えがあるため、少々遠回り。
 だが今日は夏コミ3日目、東京ビッグサイトからの直行である。初日の金曜日は新刊2冊という体制で臨み、多くの方々にご来場いただきました。ありがとうございました。通販もあるのでよろしくお願いします。当然冬コミも申込中…

 味スタには昨年9月のFC東京戦以来。過去3度味スタに来たことがあるが、全てFC東京戦、ヴェルディ戦では1回も来たことがなかった(唯一経験したアウェイヴェルディ戦は、国立開催)。最寄り駅飛田給駅、駅構内こそヴェルディとFC東京のフラッグが平等にはためいているものの、駅前はFC東京の青赤一色。それも当然、FC東京のホームタウンはここ調布市、方やヴェルディは稲城市。スタジアムを間借りしているという形になるのだろうか。これでは肩身が狭すぎる…

 試合1時間半前の開門と同時に入場。FC東京戦ではごった返す2万人収容のスタンドも、ヴェルディ戦では厳しいか。今日の入場者数は4,824人。2位vs6位という上位対決にしては寂しい数字だ。期待していなかったスタジアムグルメ、アウェイゴール裏は…だったが、バックスタンドまで出かけると徐々に品目は充実。“揚げネーゼ”という揚げパスタをいただく。ビジョンではロンドン五輪銀メダルのなでしこジャパンメンバーでベレーザ所属の3選手の挨拶。

 ヴェルディには、元サンガの中谷、森が在籍。森にはブーイングだったサンガサポだが、中谷には拍手。まあプレイスタイルからやむ無し。サンガスタメンには秋本が出場停止から戻り、工藤とダブルボランチを組む。


 18:04 KICK OFF。話には聞いていたが、予想以上にボロボロの芝。これにはサンガだけでなくヴェルディも苦戦、前半は両チーム合わせてシュート数は5本。これといった決定機もないまま、前半を終える。
 しかし後半早々にビッグチャンスを迎えたのがヴェルディ。48分、カウンターから抜けだしたヴェルディ小池、飛び出したGK水谷も交わしてあとはゴールに流しこむだけだったが、ペナルティエリアギリギリ外で福村が足をかけて阻止。ある意味プロフェッショナルファールか。一発レッドカードにも抗議すること無く、ピッチを後にする。このFKは事なきを得たが、ほぼ45分を10人で戦わなければいけなくなったサンガ。しかし慌てることなく虎視眈々と機会を待つ。そして迎えた44分、工藤のパスを受けた中村充孝がドリブル。前線駒井にDFが釣られてシュートコースが開いたその瞬間、値千金のゴールを叩きこむ!サンガ先制!残り時間、元代表巻を始め、次々と攻撃のカードを切ってくるヴェルディだが、サンガDF陣が完全にロック。なんと後半ヴェルディのシュートを1本に抑えこんでの完封勝利。今期2回目の5連勝、そして順位も4位に浮上した。


 両チーム握手を終えて、普段はゆっくりと勝利の円陣に向かうが、今日は一目散にゴール裏にかけてくる水谷がいた。そこには退場処分を受けてピッチに戻ることが出来ない福村が待っていた。水谷が絡んだあの“失点モノ”だったシーンを体を張って守った福村。熱い抱擁は見ているサポーターも嬉しくなる。そしてゴール前での勝利の円陣!
 勝てなかった6月から、勝ち続ける7月・8月の夏休み。そう、今も昔もサンガは夏に強かったのだ。



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