向回路

Last Modified
20120928

2012/09/23(Sun) J.LEAGUE DIVISION2 第35節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 4-1(前半1-1) 水戸ホーリーホック
<得点>
(京都)駒井善成、黄大城、中山博貴、宮吉拓実
(水戸)橋本晃司

 前節アウェイの山形戦。前半終了間際にCKから工藤が決めてサンガ先制。後半早々に追い付かれるも、中村充孝が個人技を活かして勝ち越しゴール。ようやく連敗を4で止めることが出来た。シーズンも終盤になっての連敗は痛かった。しかし、それでもJ1昇格戦線に生き残れているのは、ある意味“サッカーの神様”が見ているからなのか。まだサンガに風は吹いている。今日、西京極での水戸戦は、佛教大学100th Anniversaryスペシャルマッチ。“仏様”も見守るこの試合、何としても勝ち点3を。

 今日の京都はイベント目白押し。前日の土曜日から京都市勧業館みやこめっせでは、「京都国際マンガ・アニメフェア2012」が開催。京都でこのようなオフィシャルな大規模イベントが開催されることは珍しい。東京を始発で出発し、みやこめっせには9時の開場時間に到着。さすがにコミケほどの混雑にはならないが、主に最新作品や出版社の出店ゾーンを見学。何やらコスプレ体験コーナーもあったが…
 午後からは地下鉄で北に向かい、国際会館へ。9/20バスの日を記念した「スルッとKANSAIバスまつり」、今年は久々の京都開催。各社局のバス展示はもちろんのこと、屋内物販コーナーではグッズや部品販売。お馴染み方向幕や停車ブザー、車内放送テープなど、その筋の人には垂涎モノ。さらにステージでは鉄道唱歌を熱唱するお坊さん(鉄道ファン)、これはなかなか見れない光景。


 夜の舞台は西京極へ。今日がリーグ戦は最後のナイトゲーム。節電モードに入り、ただでさえ暗い西京極がさらに暗い…
 スタメンにはサヌが久々の復帰、先発は実に12試合ぶり。怪我で戦列を離れていた秋本もベンチ入りと、続々と戦力が揃いつつある。スタジアム外では下部組織の選手が運営補助、メンバー外の久保も売店で売り子。いや、今期すっかり落ち目になってしまった久保。前回対戦で今期唯一のゴールを決めた水戸相手だけに、今日はきっかけを掴む試合にして欲しかったが、メンバー外か…


 19:04 KICK OFF。大木サンガになってから一度も勝てていない相手、水戸。今日も出足鋭く、3分にバヤリッツァのトラップミスからダイレクトパスを繋がれて先制点を許す。水戸の速攻に手を焼くシーンが続くが、コンディションが整ったサヌは予想以上に効いてきた。背は低いものの、ポスト役をこなすこともでき、ロングボールには瞬間ギアチェンジでDFラインの裏に駆け抜ける。32分、ゴール前サヌが頭で落としたボールをエリア外から駒井がゴールネットに突き刺し、サンガ同点。序盤の劣勢から、前半の内に追いつけたのは大きかった
 そして後半は連敗の鬱憤を晴らすようなゴールラッシュ。まず49分、右サイドゴールラインギリギリまで持ち込んだ中村充孝から中山へ。逆サイドに上げたクロスに頭から飛び込んだのは、このチャンスに後ろから全速力で走りこんだ黄大城。J初ゴールは逆転の決勝ゴール!さらに73分、中村充孝が溜めたボールがDFラインの裏に。駒井が折り返して中山がダイレクトシュート!仕上げは81分、水戸DFから工藤がボールを奪い、最後決めたのはサヌに代わって途中出場の宮吉。今期10得点目の大台に乗った宮吉、しばらくスタメンから外されて当然期するものもあっただろうか、サポーターに向かって吼える。その熱い姿は、必ずや残り試合の力になるに違いない。4-1で試合終了、大木サンガ水戸戦初勝利で2連勝。上位陣の結果がことごとくサンガに追い風。3位に浮上すると共に、2位の湘南と勝ち点差2まで詰めることが出来た


 得点こそ4点のみだったが、シュート数は後半だけで13本。GK本間の好セーブに阻まれたものもあったが、もっとやれるはずだ。残り7試合、AAHHAAHと、アウェイ連戦が続く。サンガに追い風が吹いている今こそ、逃すことなく、1試合ずつ前進して欲しい。貰ったチャンスなのだから…

 試合終了後ダッシュで京都駅へ。明日も東京で仕事。最終のぞみで飲むビールが美味い。




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