向回路

Last Modified
20130329

2013/03/20(Wed) J.LEAGUE DIVISION2 第4節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 4-1(前半2-1) ヴィッセル神戸
<得点>
(京都)バヤリッツァ、原一樹×2、宮吉拓実
(神戸)吉田孝行

 8日で3試合をこなす過密日程の1試合目、アウェイアビスパ福岡戦では、後半アディショナルタイムに三平の勝ち越しゴールで今期初勝利。内容は良く無かったが、まずは勝ち点3という結果は喜ぶべきもの。中2日で迎える今日は、関西ダービー第2戦ヴィッセル神戸戦。神戸はこれまで3連勝の首位。
 リーグ戦での神戸戦は3年ぶり。残念ながらJ1での対戦とはならなかったが、近場ということもあり、アウェイゴール裏はほぼ満席。入場者数ももう少しで1万の9,485人。

 負傷の山瀬、ブルキナファソ代表招集のサヌを欠くサンガ。2TOP、原とコンビを組むのは前節の久保に代えて宮吉が入る。


 13:04 KICK OFF。と同時に雨が降り出したのはさすが西京極ウェザー。ただ春の雨、そこまで冷たくなかったのは幸いか。そんな雨を吹き飛ばしたのは2分のバヤリッツァ。原のCKに合わせて早速の先制ゴール!これまで無失点神戸は初失点。さらに22分、福村のパスカットから原へボールが渡ると、DFを交わし右足一閃!豪快なシュートはバーに跳ね返ってゴールイン!残念ながら反対サイドのゴールだったが、映像で見るとこれぞゴラッソ!早い時間帯でサンガは2点のリードを奪う。しかし試合は決してサンガペースでなく、神戸のポポ、エステバンに何度となく危ない場面を作られる。42分には右サイドを崩され、最後は吉田にゴールを決められ、2-1で前半を折り返す。
 後半開始から横谷に代えて三平を投入、システムを4-3-3に変える。するとこれがズバリ。52分、安藤→駒井→三平と右サイドを素早く繋ぎ、中央に走り込んだ宮吉がDFを反転で交わしてシュート!サンガサポーターの前で決めた宮吉の今期初ゴールに西京極の興奮は最高潮!65分にも、バヤリッツァの大きなクリアがタッチライン際に残ったところを宮吉が繋ぎ、最後はフリーの原が落ち着いて決めて4-1。神戸の攻撃をオスンフンを中心に防ぎきり、今期2勝目のタイムアップの笛。久々の西京極ゴールショーで首位の神戸に土をつけ、順位も2位に浮上した。


 ゴール裏に戻ってきた選手たち、ヒーローインタビューの原、バキを待つ間、「サンペイです!」パフォーマンス(しかも4回)で三平が場をつなぐ。これまでのサンガにいなかったタイプの“お笑い”キャラは新しいサンガの顔となるか。原、バキが戻り、勝利のバンザイ×5!
 今期から「オーレオーレオレ♪」が無くなり、アンセムに乗せてタオルマフラーを回す形に変化していた。試合前に十分な告知もなく、かなりゴール裏に戸惑う空気があったが…まあこれを新しい形にするため、継続していくことも大事だが、それ以上にその時々の場の空気を読んだリードで盛り上げて欲しい、と願う。
 中3日の次節は、アウェイ富山戦。これまでサンガは富山に一度も勝ったことが無い。過密日程だが、そんなことが言い訳にならないよう、今日みたいなまた観たくなる試合を見せて欲しい。



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