Last Modified 20130406 |
ただ遠征するだけでは面白くない。道中、目的地、鉄道ネタをちりばめてこその、鉄×サッカー旅。今回の富山遠征は往路から鉄分満点で。 試合は日曜日だが、前々日の金曜夜に東京を出発。まずは新宿からムーンライト信州81号で白馬まで。なぜ富山なのに信州?これも青春18きっぷを有効活用するための行程。翌朝5時に白馬に到着後は、鈍行で糸魚川を経由して金沢まで。初日の目的は、のと鉄道。ちょうど今月から公開される、映画「花咲くいろは HOME SWEET HOME」のラッピング列車が走っているということで、乗りに行くことに。出演声優による車内アナウンスも楽しい列車は、いい意味で地方鉄道だから出来る事かも。穴水まで乗り通し、湯乃鷺駅のモデルとなった西岸駅を見学した後は、金沢市内に戻り、これまた湯乃鷺温泉のモデルとなった湯涌温泉でひとっ風呂。 試合当日、スタジアム入りする前には今回の目的の一つでもある、富山地方鉄道で走っている京阪旧3000系特急車、富山地鉄10030系に乗りに行く。来週で完全引退となる京阪旧3000系だが、譲渡先の富山地鉄、大井川鐵道ではまだまだ現役。残念ながら京阪色の編成には会うことが出来なかったが、社内にスピーカーを塞いだ跡が残るテレビカーの名残も見ることが出来て満足。まだまだ現役で頑張って欲しい。 試合前にかなりお腹いっぱいになってしまったが、ようやく富山駅からシャトルバスに乗り込んでスタジアムへ。スタジアム正面にはカターレ富山の選手幟が並べられており、サンガからレンタル中の守田・三根や、元サンガ黒部のものも。残念ながら、守田・三根は契約でサンガ戦には出場できず、黒部も怪我。 スタジアムでは、“コールアンドレスポンス”として、スタジアムDJとサポーターの掛け合いが行われている。「カターレ!」「「富山!!」」なんだか長居スタジアムみたいだ。 富山戦は、過去のリーグ戦では3分1敗。プレシーズンマッチでも敗れており、公式戦では一度も勝てていない相手。今のサンガは好調2連勝中だが、ここで富山を倒してこそ、本当の好調と言えるだろう。 だが、その目論見は富山の前に脆くも消え去った。中盤でボールを繋ぐサンガだが、「それは囮。裏へ抜けるボールさえケア出来ればいい」という富山の強いプレスの前にオフサイド連発。サンガのいい所が全く見ることが出来ず、決定機も皆無。 決勝点は86分の富山。敵陣でボールを失うと一気にカウンター。最後はソヨンドクに決められてしまう。サンガもアディショナルタイムにようやくゴールネットを揺らすが、微妙なオフサイド判定。またも富山に勝てず、今期ワーストと言っていいほどの内容で、連勝のムードも消し飛んでしまった。 どうもこのまま帰っては納得がいかないので、変える前に富山ライトレール・ポートラムにも乗って鉄分補充。が、特急はくたかの指定席が完売。越後湯沢まで2時間立ち通しになってしまった。 |