向回路

Last Modified
20130518

2013/05/06(Mon) J.LEAGUE DIVISION2 第13節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 0-0(前半0-0) 松本山雅FC
<得点>
(松本)オウンゴール

 アウェイ札幌戦から中2日で迎える、ホーム松本山雅戦。極寒の札幌から関空に降り立ったが、すでに初夏の陽気の関西。早速着てきた上着がミスマッチ…

 試合前に時間があったので、亀岡駅前の球技専用スタジアム建設予定地を見に行く。京都駅から嵯峨野山陰線で約20分の亀岡駅。京都市内からは遠い遠いという印象もある亀岡市だが、以外や京都駅からの所要時間は西京極と大差無い。早速改札前には「“京都府の専用球技場”亀岡市に誘致決定」という看板が出ている。
 亀岡駅北側の小川を挟んで広がる広大な農地、それがスタジアム建設予定地だ。今は駅前広場から真っ直ぐ向かう道はないが、スタジアム完成の際は橋が架けられるのだろう。だが駅北側には商業施設は一切無く、観戦者が南側まで回遊してもらえるかもポイントになるだろうか。
 そしてひときわ目立つ看板、「アユモドキカムバック大作戦」。この一体は絶滅が危惧される天然記念物アユモドキの生息地。水田にアユモドキを呼び戻そう!という運動が展開されているようだ。スタジアム建設予定地に決定した直後に巻き起こった、計画撤回要望。見る限りはアユモドキの生息は当初から分かっていたことであり、スタジアムの計画にもアユモドキとの共生が謳われている。そのはずだが、計画が決まってから茶々を入れるやり方はどうだろうか。そこまで抵抗するべき問題なら、計画地に立候補している段階で行動されているべきものだと思うが、さて…


 嵯峨嵐山駅から阪急嵐山駅を経由して西京極に向かう。相手は松本山雅、昨年は天皇杯を含めて3回対戦しているが、1勝1敗1分。特にリーグ戦では未だ勝利がない相手。GWの締めくくりに快勝して、苦手意識を払拭して欲しい、ところだが。

 攻めるサンガ、守る松本。サンガもいつものパス回しだけでなく、積極的なサイドチェンジ、ミドルシュートなど、変えていこうという意識が見える前半だったが、ゴールは割れず。しかし後半は徐々に松本に押し込まれていき、前半与えたCKは1本のみだったが、後半は5本。サンガも後半のシュートこそ5本だが、決定的な場面を作るに至らず、せっかくのカウンターの場面でも、中盤でワンクッション息をついてしまい、相手に準備をさせる時間を作ってしまっている。そして90分、松本のCKが福村のオウンゴールを誘う。これが“山雅劇場”か。いや、残念ながらいつものサンガの負け方だ。


 サポーターの前で拡声器を手にしたのは大木監督。「今日の責任は私にある。選手は頑張っている。次、必ず勝つ。」言うべきことは言ってくれているが、もう3年目の大木体制。いい加減“いつもの負け方”からは卒業して欲しい。
 自分としても、東京住まいということもあり次に西京極に来ることが出来るのはいつになるのか。その分魂を込めて声を嗄らしたつもりだったが、その想いはどこに?



Copyright © 2004- k-ism All Rights Reserved.
inserted by FC2 system