向回路

Last Modified
20130727

2013/06/29(Sat) J.LEAGUE DIVISION2 第21節 (栃木県グリーンスタジアム)
栃木SC 2-2(前半1-0) 京都サンガF.C.
<得点>
(栃木)三都主アレサンドロ、廣瀬浩二
(京都)工藤浩平、福村貴幸

 6月最後の試合は、J2第21節。これでJ2リーグも半分が終了。順位こそ4位とプレーオフ圏内だが、2位の神戸とは勝ち点差7。久保裕也サンガ最終戦というトピックスがあるものの、“久保に、久保に”の雰囲気が試合を壊してしまった前節の二の舞だけは避けたい。

 栃木アウェイ遠征も3年目。これまではJR宇都宮線で向かっていたが、今日は趣向を変えて東武にて。出発点のとうきょうスカイツリー駅は、スカイツリーのオープンに合わせて業平橋駅から名称変更したもの。途中曳舟駅、東武動物公園駅、栃木駅と乗り換えて宇都宮へ向かう。途中東武宇都宮線のおもちゃのまち駅で途中下車。タカラトミーをはじめとした玩具工場を誘致したことが名前の由来だが、今では工場も海外への移転が多く、住宅地としての性格が強い。おもちゃのまち駅前には5号蒸気機関車が静態保存されている。東武宇都宮駅からシャトルバスの発着所であるJR宇都宮駅までは少し歩くことになるが、途中で宇都宮みんみんの本店で餃子に舌鼓。

 宇都宮駅から無料シャトルバスで栃木県グリーンスタジアムへ。17時にはスタジアム着。さっそく屋台村へ。一枚岩チキンは、お腹がもたれてしまうのでパス。やきとり屋に並ぶが、これも柔らかく味が染みていて美味しい。
 17:15、サンガ選手のアップ開始。今日からフォーメーションを変更してきた大木監督。駒井・三平・山瀬の3TOPで臨む。前節負傷の久保、今日はベンチスタート。途中から出番はあるのだろうか。そしてお別れゴールはあるのか。いや、それ以上にサンガの勝利を…


 雨が降る中、18:03 KICK OFF。9分のサンガファーストシュートはクロスバーに弾かれた安藤。しかし先制は栃木。25分に三都主アレサンドロのシュートがDFに当たってコースが変わる。オスンフン一歩も動けず。サンガも山瀬のDF股抜きシュートなど、栃木の倍、8本のシュートを放つが、ゴールならず。
 後半、次のゴールを奪い、逆転につないだのはサンガ。65分、ゴール前の混戦から工藤が意表をつくループシュート。一瞬時が止まったかのようなビューティフルゴールでサンガ同点。さらにその5分後、福村のFKが直接ゴールイン!あっという間に逆転、残り時間も刻一刻と過ぎて行き、残り僅かとなった87分、山瀬に変えて久保を投入。いよいよサンガ最後の試合となった久保。残り時間も考え、チームプレイに徹して欲しい所。だったが、この久保の投入が良い方向に動いたとは残念ながら言えず。久保もボールロストでピンチを迎える場面があるなど、決して良い印象を残すことはできなかった。試合もアディショナルタイムにFKから失点を許して2-2のドロー。なんとも雨の中で疲労が残る試合になってしまった。


 あと数分守りきれれば。悔しさが残る久保ラストゲームだったが、終わってしまったものは仕方がない。サンガは後半戦に向けて、特にフォーメーションを変えてきた前線が次節ヴェルディ戦でどう機能するか。久保はスイスでの活躍に向けて、一日でも早くレギュラーを奪い、近いうちに青いユニフォームを着て日本に帰ってきて欲しい。



Copyright © 2004- k-ism All Rights Reserved.
inserted by FC2 system