向回路

Last Modified
20131026

2013/10/20(Sun) J.LEAGUE DIVISION2 第37節 (正田醤油スタジアム群馬)
ザスパクサツ群馬 2-3(前半2-1) 京都サンガF.C.
<得点>
(群馬)小柳達司、クォンハンジン
(京都)横谷繁、三平和司、原一樹

 雨の日曜日、2週連続の関東アウェイは群馬県へ。5連勝から6連勝へ、勝ちを途切らせる事無く、西京極へ帰りたい!

 この10月から、群馬県では「ググっとぐんま観光キャンペーン」が開催中。これに合わせ、今日は高崎駅からSLが2列車並走で同時出発する企画があるということで、これ幸いと予定を早めて自宅を出発。家を出た時から雨が降っており、良い景色は望めそうにないのが残念だが… 使用するきっぷは、休日おでかけパスと、キャンペーンに合わせて発売されるぐんまワンデーパスSP。
 高崎駅を9:56に出発する列車は、水上駅行がSLググっとぐんまみなかみ号、横川駅行がSLググっとぐんま碓氷号。碓氷号は12系客車を使用するが、みなかみ号はレトロな旧型客車を使用。ぶどう色の車両、当然この車両の現役時代は自分の記憶として持っていないが、どこか懐かしい香りが?
 汽笛を鳴らして高崎駅を出発、みなかみ号は上越線を北上して水上駅へ。途中渋川駅で山越えを前に小休止、この時間を利用してホームでは物販と撮影タイム。ホームで販売されていた味噌まんじゅう、一見みたらし団子だが、食べてビックリ、実はパンというご当地グルメ。
 高崎駅から約2時間で水上駅。到着後直ぐにSLは客車から切り離されて駅側の転車台で方転、上り列車に備える。時間ももうお昼。そろそろスタジアムに向かわなくてはいけない。前橋駅からシャトルバスを利用するのが推奨ルートだが、今回は上越線の群馬総社駅からの徒歩ルートを選択。距離にして約3km。少し急ぎ目で歩いて40分で到着ことができた。一応“最寄り駅”になる群馬総社駅だが、まあ好んで使うルートでは無い。特にこんな雨の日には、狭い道路で車に水しぶきを掛けられるし…

 到着した正田醤油スタジアム群馬。6年ぶりに訪れたこのスタジアム、今はゴール裏の改修工事の真っ最中だが、アウェイ席はそのゴール裏。なんと座席が4列分しか無い上に、この雨を避けられるスペースは当然無し。バックスタンドのトイレや、スタジアム外の東屋があるものの、環境としてはかなり劣悪。着替える場所がない。さらにピッチまでの距離もかなり遠目。うーん、これは試合を“観る”ゴール裏じゃない。“闘う”ことに専念せねば。
 サンガは安藤、酒井が先週の天皇杯で負傷し、メンバー外。代わって入るのは、今期2試合目の下畠と久々の出場染谷。対する群馬スタメンには、元サンガ・加藤弘堅の姿も。


 雨が小ぶりになる中、15:04 KICK OFF。序盤こそサンガのペースで試合が進むものの、J2残留争い渦中の群馬のプレスに中盤でボールが収まらない。先制したのは群馬。13分、バヤリッツァを交わしてフリーになった小柳に決められる。さらに40分、ショートコーナーからオスンフンが弾いたボールをクォンハンジンに押し込まれ、2点のビハインド。雨は強くなり、重苦しい空気が漂う。このままじゃダメだ。だがアディショナルタイム、ゴール裏からは何が起こったか全く分からなかったが、ペナルティーエリア内のハンドにより群馬に退場者。このPKを横谷が決めて1-2で前半を折り返す。
 後半、1人少ない群馬は完全に守りに入り、引いた相手を攻めあぐねるサンガ。だが67分に2枚目のイエローで群馬にまたもや退場者。11人vs9人。原、三平、中村を投入して攻めるサンガに、得点は時間の問題かと思われたが、粘る群馬になかなかゴールネットを揺らせない。ようやく79分に三平の同点弾、89分に駒井のクロスに原のヘディングシュートが決まって逆転!タイムアップの笛は、歓喜と安堵が入り混じったものだった…

 何もかもが上手く行かなかった前半、少ない相手に攻めあぐねたが、それでもゴールをこじ開けた後半。課題と収穫があったこの試合。それでも雨の中声を出し続けたサポーターにとっては、何より嬉しい勝ち点3。これで6連勝。今節は首位神戸、2位ガンバともに勝利したため、上位との差は詰まらず。このまま行くと、11月のアウェイ神戸戦、ホームガンバ戦はビッグマッチになりそうな… だがその前にホーム札幌戦。7連勝で上位に少しでもプレッシャーを与えたい。
 この試合で印象的だったのは、2人退場となってしまったにもかかわらず、気持ちを切らさず声を出し続けたザスパサポ。さすがに試合終了後は審判団にブーイングが飛んでいたが。



Copyright © 2004- k-ism All Rights Reserved.
inserted by FC2 system