向回路

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20140810

2014/07/20(Sun) 明治安田生命J3リーグ 第18節 (相模原ギオンスタジアム)
SC相模原 2-3(前半0-2) Jリーグ・アンダー22選抜
<得点>
(相模原)工藤祐生、曽我部慶太
(J-22)高橋祐治、前田凌佑、加賀美翔

 J3第17節を終えて、6勝1分10敗のJリーグ・アンダー22選抜。既に1巡を終え、中下位には勝利するものの、町田や長野、鳥取といった上位陣には歯がたたず、8位という順位も結果からすると順当と言える。途中15節と16節は、J1の中断期間にあたり、U-21日本代表に選出されているメンバーが多く招集されての試合だったが、FC琉球に6-0で大勝するものの、ツエーゲン金沢には0-0のドロー。リオ五輪を目指すべき日本代表としては物足りない結果だったが、日頃J-22に招集されているにもかかわらず、この2戦に招集されなかった選手にとっては、思うところもあるかもしれない。また、J-22を迎える対戦クラブからすると、ある意味“ドーピング”が効くこの2試合に対する納得感も難しいものがある。もちろんリーグが始まる前からわかってたことではあり、ルールを何ら逸脱するものではないが、これも来季への課題だろう。

 さて、久々の関東でのJ-22の試合。サンガからは高橋祐治1名のみの招集だが、愛媛FCへレンタル移籍中の原川が初招集。同日のJ2、西京極では京都サンガF.C.vs愛媛FCの対戦が組まれており、サンガから愛媛へレンタル移籍中の原川は、契約上この試合に出場することができない。その代わり、相模原のJ-22に初招集となったのだ。愛媛で10番を背負いレギュラーを掴んでいる原川。その成長っぷりを見せて欲しい。

 今年2回目となる相模原ギオンスタジアム。前回はバックスタンドが特に仕切られていなかったが、今日のアウェイ側は紐が引かれて隔離。しかし、子供無料招待で入場者数4,021人となった結果、アウェイ側にも人が溢れてきた。まあゴール裏でもないんだし、そこまで隔離する必要は無しか。なお、J-22側にはサンガサポの他、清水、大宮サポ等の姿も。また、今日招集された札幌のGK阿波加俊太は、今年6月まで相模原にレンタル移籍しており、前回の対戦でも相模原のサブGKとしてベンチに入っていた。そんな事情もあり、J-22側に相模原時代の阿波加横断幕も掲示。今日はベンチスタートの阿波加、思わぬ形で相模原への凱旋となった。


 15:00 KICK OFF。開始からセットプレイの連続となるJ-22。原川のCKは1回目はクリアされるも、続く2回目はサンガ高橋祐治の頭にドンピシャ!サンガラインでJ-22が7分に先制。さらに13分に神戸の前田がこぼれ球に詰めて前半で2点のリード。
 しかし相模原も反撃。54分に左サイドのクロスに工藤が合わせて1点を返す。だが70分、J-22の広島の高橋壮也がワンツーで抜けだしてクロス、最後は清水の加賀美が押し込んで突き放す。73分に相模原曽我部のミドルシュートが決まって1点差に追い上げられるも、試合終了間際のピンチを守りきり、J-22が3-2で勝利となった。


 試合終了後、J-22はメインスタンドへの挨拶の後、バックスタンドへも挨拶。今日は音頭を取れるサポーターもいなかったので、“勝ちロコ”は無かったが、やはり勝利で終えることができたのは嬉しい。高橋祐治の得点も、選手コールをした身としても、応援のしがいがある。
 次節のJ-22は、首位FC町田ゼルビア戦。前回の対戦では0-4での敗戦。あれから3ヶ月、成長した姿を見せることができるか。


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