向回路

Last Modified
20140810

2014/07/30(Wed) J.LEAGUE DIVISION2 第24節 (味の素フィールド西が丘)
東京ヴェルディ 1-0(前半1-0) 京都サンガF.C.
<得点>
(東京V)田村直也

 3ヶ月ぶりのサンガゴール裏!は平日ナイトゲームの東京ヴェルディ戦。場所はいつもの味の素スタジアムではなく、味の素フィールド西が丘。同じ味の素でも場所は真反対。佳境を迎えている仕事をなんとか定時で終わらせ、新宿からは都営地下鉄を乗り継いで本蓮沼駅へ。西が丘までは徒歩で10分弱。コンビニで食料を買い込んでスタジアムへ急ぐ。
 今日のチケットは、Jリーグチケット経由で購入したQRチケット。紙発券の場合、チケットぴあだと手数料108円を取られてしまうが、QRチケットではそれが不要。購入は試合前日の正午までと気を付ける点はあるものの、オススメのチケットだ。だがしかし、ヴェルディ戦でのQRチケットの扱いは、案内所で紙チケットへの交換を必要とする運用になっており、各ゲートのワンタッチパス端末のみでは受け付けてくれない。特に西が丘のアウェイゲートは、本蓮沼駅から一番近いゲートにもかかわらず、真反対の案内所に行かざるを得ず、スタジアムを一周せざるを得ないのだ。これは改善を希望したい… チケットを発券し、ようやくスタジアムへ入った時には、既に選手のアップは開始されていた。

 3ヶ月、ゴール裏から離れているうちに、バドゥ監督が解任され、森下監督代行を経て、川勝良一体制となった。特に森下代行が指揮を取った2試合、伊藤や田村など、若手の積極起用がサンガに流れを呼び戻してくれた。今日も田村がベンチ入り。また、夏の移籍ウインドウが開き、サンガにも徳島からドウグラスが期限付き移籍で加わった。前節のホーム福岡戦では、途中交代で早速の逆転ゴール。今日もベンチスタートだが、その力が必要になる時が来るはずだ。

 西が丘は、ロッカールームがホームゴール裏の下にあるため、選手入場はコーナーアーク付近からという珍しい形状。川勝体制2勝目を目指し、19:03 KICK OFF。サンガの左サイド、ウイングの山瀬とサイドバックの駒井のコンビは、攻撃ではまればジャックナイフのような切れ味を見せる。10分には山瀬のシュートがヴェルディゴールを襲うが、GK正面。しかし守備では不安定さも見える。38分の失点は山瀬の裏でパスを出されて田村に抜け出されてしまっての失点。
 後半55分の大黒のシュートはDFに弾かれ、途中交代のドウグラスが石櫃のクロスに合わせるが、ゴールの上。シュートこそ7本だが、散発的なものが多く、何もできなかった印象の方が強い。かといってヴェルディに多くのチャンスを作られたわけでもなく、負けた気もしなかったものの、勝てる気も全くしなかった、そんな試合だった… 唯一の収穫?は、入場者数が3,333人というゾロ目だったこと。これくらい。


 次節水戸戦と終えた8月6日、宮吉のカターレ富山への期限付き移籍が発表された。その結果、今季宮吉のサンガでのベンチ入りはヴェルディ戦が最後となってしまった。今期ほとんど出番が無い中、一選手としてこの判断は応援したいし、活躍してサンガに帰ってきて欲しい。ただ、人気があってクラブ生え抜きの選手を(怪我があったにせよ)主力に育てきれなかったクラブはいかがなものか。期限付き移籍という形ではあるものの、一度放出せざるを得なかった結果は残念でならない…
 サッカークラブは、あくまでサービス業である。京都サンガ、顧客満足度をもう一度取り戻し、戦力としても立て直すために、必ず宮吉を連れ戻すこと!そして宮吉のゴールが富山のJ2残留の力になることを願ってやまない。


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