向回路

Last Modified
20140905

2014/08/24(Sun) 明治安田生命J3リーグ 第22節 (ニッパツ三ツ沢球技場)
Y.S.C.C.横浜 2-1(前半1-0) Jリーグ・アンダー22選抜
<得点>
(YS横浜)吉田明生×2
(J-22)三根和起

 この試合に先立つ8月21日、第17回アジア競技大会に臨むU-21日本代表のメンバーが発表された。サンガからはGK杉本大地が選出。9/8から事前合宿が始まり、大会初戦は9月14日のクウェート代表戦。少なくともJ2リーグの2試合は不在となることが確実となったため、サンガはアカデミー出身で関西学院大学在学中の上田智輝を特別指定選手として受け入れることを決めた。
 J-22の中では、今日のY.S.C.C.横浜戦に招集された16名の内、U-21代表に選出されているのは、GK牲川(磐田)の1名のみ。既にJリーグでレギュラーを掴んでいる選手が多いため、J-22に回ることが少ないのは確か。それでも、J3序盤戦に数多く選出されていたMK喜田(横浜M)が選出されていることは、J-22の一つの成果とも言えるだろう。


 試合当日、急遽決まった休日出勤のため、朝から新宿で勤務。時計と睨めっこしながら、エクセルと格闘すること数時間。15:30にようやく課長からお許しを得たので、急ぎ湘南新宿ラインに乗車。早く上がれたら東横線で行こうと考えていたが、KICK OFFに間に合わなかったら意味が無い。横浜駅からの路線バスも乗り継ぎに成功し、ニッパ球に到着したのは16:45。なんとか間に合った。
 スタンドのアウェイ寄り、いつもよりJ-22を観に来た人が多いかな、という印象。とはいえ、ニッパ球 、これまでのJ-22の試合で知り合った清水サポさん、柏サポさんや、声掛けに応じてくれたFC東京サポさんなど。今日は太鼓で応援しよう!と決めており(自分は持っていないにもかかわらず)、他に加わってくれた方も含めてなんと太鼓2台体制。少数精鋭で「ジェイ!トゥエンティートゥー!」


 17:00 KICK OFF。が、どうも今日はこれまで見てきたJ-22の試合で最も悪い試合だったようで、選手間の距離は開き、声もあまり出ておらず、DFライン特に左サイドの裏を何度も狙われる。失点もその左サイドから。29分に吉田のゴールを許してYS横浜先制。未だホームでの勝利がないYS横浜、盛り上がるスタンド。

 後半もなかなか前線にボールがつながらないJ-22だが、62分に三根が投入されたのがスイッチとなったか、69分に田村がドリブルで中央突破。放ったシュートはGKに弾かれたが、そのこぼれ球を押し込んだのは三根!サンガコンビで奪った貴重な同点弾は、J-22チーム内得点王となる今期3得点目。一気に攻勢に出るJ-22、だが田村の絶好機はGKのファインセーブに合い、三根がDFラインの裏に抜け出してGKと1vs1となるが、これもGKがセーブ。試合後マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたGK高橋の攻守に得点を奪えない。逆に76分に吉田に本日2点目を許して1-2で試合終了。前半から攻守に圧倒したY.S.C.C.横浜がホーム初勝利となった試合だった。


 試合終了後に挨拶に来てくれたJ-22の選手達、どちらかというと真ん中寄りで整列しようとしていたのを、キャプテンマークを巻いた三根が「こっちこっち」と手招きして、サポーターの方に寄ってくれた(ように見えた)のは嬉しかった。
 いつ誰が招集されるかわからないJ-22、各クラブのサポーターも参加を決めるのがどうしても直前になるため、所謂“ゴール裏”としての結集は難しい。自分はサンガの若手を見れる数くすないチャンス(関東住まいのため、そもそもサンガの試合の観戦チャンスが僅か)としてJ-22の試合を観るようになった。当然自クラブの選手への贔屓目はあっても、他に頑張っている選手と差を付けたくない。そんな気持ちで声出し応援をするようになった。まだまだ試行錯誤、チャントも即興で空白の時間が長いなど、端から見るともどかしさもあるかもしれないが、今日は周りの座りサポさんも手を叩いてくれるなど、とても応援のし甲斐があった。
 そろそろ撤収、というタイミングで、三根と田村がわざわざスタンド下まで出てきてくれて、応援のお礼を言ってくれた。声はたしかに伝わっている。こんなに嬉しいことはない。
 いや、でもサンガをJ1に連れて行くことが仕事だから!


Copyright © 2004- k-ism All Rights Reserved.
inserted by FC2 system