向回路

Last Modified
20141109

2014/10/26(Sun) 明治安田生命J3リーグ 第26節 (Shonan BMWスタジアム平塚)
Y.S.C.C.横浜 1-1(前半0-1) Jリーグ・アンダー22選抜
<得点>
(YS横浜)山崎正登
(J-22)平岡翼

 今日、10月26日にある3試合。まずはJ2第38節、ジュビロ磐田戦。プレーオフ圏内に向けて後が無いサンガ。現地に駆けつけたい気持ちも山々だが、いくら西京極より近いといってもヤマハスタジアムまでも時間とお金がかかってしまう。ここはサポ仲間に託すこととする。次にJユースカップ予選リーグ第3節、Y.S.C.C.横浜U-18戦。ここまで2戦2勝のサンガU-18、この試合に引き分け以上で予選1位突破が確定する。が、こちらもサポ仲間に託すこととして、自分が向かったのはJ3第26節、Y.S.C.C.横浜vsJリーグ・アンダー22選抜。残念がら翌日に関西ステップアップリーグ神戸戦が控えるサンガからの招集はゼロだったが、関東圏最後のJ-22の試合。これまで知り合ったサポ仲間とも今シーズン最後ということもあって、締めくくりの一戦として出かけることとした。

 試合会場は湘南ベルマーレのホーム、Shonan BMWスタジアム平塚。三ツ沢が使えなかったのは仕方がないとして、せめてユースカップとのダブルヘッダーで気を利かせてくれても良かったのだが。普段は平塚駅から向かうが、今日は小田急伊勢原駅からバスで南下することとする。街の中を抜けること約25分、スタジアム最寄りバス停に到着。平塚市総合公園の中にあるスタジアム、体育館や芝生広場の中を進み、ようやくスタジアム到着。開放されているのはメインスタンドのみ。J-22サポーターはスタンド向かって左側に陣取る。今日は湘南から 中川寛斗が選出されていることもあり、スタンドには湘南サポが多数。この選手、身長155cmと非常に小柄。柏のアカデミー出身で、湘南2年目の選手だ。他には清水、FC東京、横浜M、鹿島サポの姿。今日はJ1・J2・J3一斉開催の日のため、さすがに普段よりサポーターの数も少ないか。試合前には、Y.S.C.C.恒例、横浜市民の歌が流れる。ここは平塚だが…

 今期初の3バックで望んだJ-22、前半34分に右サイドからFC東京所属の平岡がDFを振り切ってシュート!これが豪快にネットに突き刺さり、J-22先制。平岡は前節相模原戦に続き2試合連続のゴールとなる。しかし試合は終始Y.S.C.C.のゲーム。後半、平岡と清水所属の柏瀬がベンチに下がった後は前線でボールが収まることはほとんど無く、終始劣勢に立たされる。72分に山崎のゴールで追い付かれてしまうが、なんとか1失点で押さえてのドローで試合終了。終了のホイッスルとともに、何人かのJ-22の選手から悔しそうな叫び声が聞こえたが、これは“勝ちきれなかった”というより、“何もできなかった”という無念の叫びかもしれない。


 J-22は今期残すところ4試合、関東圏では今日が最後の試合となった。サテライトリーグに変わる若手育成の場、リオ五輪に向けたU-22世代の底上げ、毎試合変わるメンバー、チーム事情により選手選考に出る大きな影響、代表合宿とセットで行われた試合… 賛否両論渦巻くJ-22だが、応援するサポーターとしても、試行錯誤の1年間だった。自クラブ所属の若手を応援、そのスタンスはほぼ共通だが、果たしてチームとして応援できるのか。“自分とこの選手が活躍できれば勝敗は二の次”というスタンスでは、得られるものも限られるのではないだろうか。そんな思いのもと、シーズン途中から率先して声出し応援をするようになった。周りのサポーターも巻き込み、徐々に応援の輪を広げていった。節目となったのは、相模原の2試合。4月末の試合では、夜に湘南との試合を控える京都サポーター連合としてJ-22の応援をリード。清水の勝ちロコで勝利を祝った。そして10月の試合では、早い時間帯に1人退場となる苦しい展開の中、PKのセーブ、5得点の大勝。応援の力が選手にどれほど響くのかは、正直わからないが、自分たちの応援があと一歩踏み出す僅かな力になったのだとしたら、それはすごく嬉しい。また、オールスターが無くなって久しいが、他クラブのサポーターと一緒に同じ歌を歌って応援をすることができたのは、非常に良い機会となった。
 来シーズン、おそらくJFLからレノファ山口が昇格してくるだろう。奇数リーグになる中、数クラブのセカンドチームのJ3参戦も報道されており、果たしてJ-22はどのような形で来シーズンを迎えるのだろうか…


Copyright © 2004- k-ism All Rights Reserved.
inserted by FC2 system