向回路

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20150428

2015/04/26(Sun) 明治安田生命J3リーグ 第8節 (町田市立陸上競技場)
FC町田ゼルビア 6-0(前半2-0) Jリーグ・アンダー22選抜
<得点>
(町田)鈴木孝司×2、久木野聡×2、増田繁人、重松健太郎

 2年目に入ったJ-22、昨年のGW連戦に入るまでの成績は、4勝3敗と勝ち越していたが、今年は1勝1分4敗と大きく負け越し。開幕からは4連敗で、特に第2節のレノファ山口戦では0-8と記録的大敗を喫した。毎回メンバーが変わるという特殊チーム相手に、“やりにくさ”を感じていたのが昨年当初だとすると、1年が経ち、残念ながら選手間の連携が…という状態を効果的に突いてきたのが今年だろうか。また昨年は7試合で10得点と、1試合1点以上は得点できていたが、今年は6試合で僅か4点。相模原戦を観戦した限りでは、中盤でボールが収まらずにすぐにボールを奪われてしまったり、セカンドボールを奪えない、ポストプレイをこなせる選手がいない、など攻撃の形を作ることがほとんど出来ていない。高卒1年目の96年組が入り、即席メンバーで慣れない中でのやりにくさはあるだろうが、ここは昨年まで選ばれていた選手にリードして欲しいところだが…

 さて、GWの連戦となる7節8節は、町田戦、YS横浜戦と関東2連戦となる。中2日となるこの試合、昨年GWの町田・相模原戦と同じく、同一メンバーで臨むことが想定された。その予想通り、発表された練習日程は2試合まとめた5泊6日。町田戦前日練習は会場都合による非公開。場所だけでなく練習時間も非公開となってしまったが故に、招集メンバー発表もいつになるか分からない。やきもきしながらJ公式サイドをリロードリロード… ようやく13時にメンバー確定リリース。ん!サンガおらんやん!ここ4試合連続で招集されている奥川や三根が来るものだとばかり… あー、でも磐田の岩元颯オリビエが選ばれてるか!彼はサンガU-15からU-18へ昇格するも、家庭の事情等で故郷の鹿児島に戻り、高3から鹿児島城西高校へ。そして今年、ジュビロ磐田に入団し、晴れてプロとなった。サンガサポ的にはオリビエ応援ということで自分を納得。(非公開練習の会場は、公式Facebookの写真から推測するに、ヴェルディグラウンド。ヴェルディ側に配慮しての非公開だったのか?)

 昨年の町田戦3試合目では、他サポ歓迎イベントが行われ、他サポを証明する物があれば入場無料!というなんともJ-22的には非常にオイシイ招待をしていただいた。今年もなにかやってくれないかな…と期待してチケットを買わずに待っていたが、発表されたのは「22歳以下無料招待」イベント。うん、確かにJ-22戦にはドンピシャなイベント…ではあるが、残念ながらアラサーにとっては何もメリットはなく。しゃーなしでコンビニへ向かう。残念なことに、町田戦は発券手数料無料のセブンチケット取り扱いがない。「発券手数料を払いたくない会会員」として、屈辱の108円を払ってぴあ券を購入。だがこれも結果的にはミスチョイスだった。
 向かえた試合当日。時間的に野津田車庫からの“登山”は断念。一番楽で早い、小田急鶴川駅からのシャトルバスルートで向かうことに。鶴川駅前では、ゼルビアホームゲームを案内するスタッフ(かボランティア)がチラシを配布。なんとなく受け取って読んでみると…え?チラシ持参でホーム・アウェイ自由席が前売料金の1,200円で購入可能?ちょっと!これじゃあわざわざぴあに108円納めた意味がないやないか!うーん、なんだか釈然としない…
 スタジアムには12:15頃到着。今日、会場では「『レーシングプロジェクトバンドウ』とコラボ!」イベントが開催。GTマシンの展示や試乗、トークショーに加え、レースクイーンとの撮影会も。個人的に滅多にお目にかかることのできないレースクイーン撮影会は是非行っておきたかった。シャトルバスで合流した清水サポ氏を急かして、アウェイゴール裏の真反対にあるゼルビーランドへ。既に10人程度の列はできていたが、さほど待ち時間も無さそうだったので、早速記念撮影列に並ぶ。1人1枚だけね!という撮影会は、レースクイーン2人(とゼルビー)と一緒に写真が撮れる!というもので、渋る清水サポ氏に「一緒に写真撮ろうよ!」と二人して向かうが…あれ?なんで俺ゼルビーの横に押しやられてんの?ちょ!しれっとレースクイーンの横の位置を取らないでよ…!

 さて。
 アウェイゴール裏は、最終的に151人が入ったようで、これまでの関東開催試合で一番多いんじゃないか、と思える客入り。普段はメインスタンド観戦な人たちも、「22歳以下無料」でゴール裏に来ることにしたのかもしれない。勝手に「J-22プロ」と呼んでいる女子2人組も今日はゴール裏。だったら声出して跳ねてもらうしか無いね!すっかり顔なじみの連合サポに加え、太鼓持参の川崎サポも加わり、今日は太鼓2台体制。するとJ-22スタッフさんが現れ、せっかくだから〜とサポーターの集合写真をパチリ。って即公式Facebookにアップされてる! まあJ-22を声出し応援しているサポがいるよ、ということを伝えることができたので良しとしよう。昨年は1分2敗の町田。その1分で失った勝ち点2が、2位長野と3位町田を分ける大きな勝ち点差になってしまい、町田は入れ替え戦へ進むことができなかった。昨年もGW連戦の初戦だった町田戦は、0-4で敗戦。さて今年は… ところで、町田の“電光掲示板”でのメンバー紹介、どうやら今日の試合から“ドット絵”が採用されたようだが…アウェイ席からの見辛さを抜きにしても、まだまだ西京極のドット絵職人にはかなわない。とドット絵について非常にこだわりのあるサンガサポとしてコメントしておきたい。


 14:00 KICK OFF。試合を動かしたのはホームの街だ。25分、ゴール前でのパス回しから鈴木孝司がシュート。GK吉丸が体で止めるも、跳ね返りを押し込まれて町田先制。J-22は32分、平岡(FC東京)がシュートを放つも、ゴール左へ逸れる。前半唯一の決定機だったか。38分には町田が2点目。久木野がエリア左からDFを切り返して強烈シュート。GKとゴールポストの僅かな隙間に打ち込むゴラッソゴールが決まってしまう。
 後半も町田の圧力が変わらず。だがそれ以上にJ-22のDF陣とGK吉丸の連携の悪さが目立ってしまった。49分、大竹のミドルシュートをGK吉丸がこぼれたところを増田が押し込んで3点目。60分にはCKからゴール前の混戦を鈴木孝司に本日2点目のゴールを許す。71分には自陣でのパスミスから久木野のゴールで5点目。J-22も後半から出場の和田達也(松本)が左サイドを突破、シュートもサイドネットというシーンを作り出すが、多くの場面がシュートまで持ち込めない状況。最後はアディショナルタイムにFKのクイックスタートに全くついて行けず、重松に豪快に叩きこまれて万事休す。GW初戦は0-6とまたしても大敗となってしまった。


 町田サポーターへの挨拶を終え、J-22サポーター席へ挨拶へ向かう選手達。一度はスタンドから遠いスポンサー看板のところで挨拶をしようとしていたが、「怒らないからもっと近づいてきてよ!」の掛け声と手招きにようやくサポーターの近くへ。試合後の出待ちでも感じだが、どうしても大人しい印象の若手選手たち。今日の失点シーンでも、ペナルティエリア内に人数が揃っているにも関わらず、DF棒立ちボールウォッチャーで失点を許す場面が何度もあった。もっともっと声を出して引っ張る選手が出てきてくれないと厳しいのか。挨拶の場面でも、他の選手を引き連れて前に出ようという強いリーダーシップを持った選手になって欲しいのだが…
 幸いにも?今日の大敗を取り返すチャンスはすぐそばにある。2日間の練習をはさんで迎えるYS横浜戦。去年の連戦では町田戦0-4から相模原戦1-0に立て直せた。彼らはできるはず。


 今日の連合サポ、前述したとおり川崎サポさんにも引っ張ってもらっての応援。チャンスらしいチャンスも殆ど無く、正直応援でもり立てることも殆どできなかったのが悔しいところ。その中でも、後半光るプレイを見せてくれた松本の和田達也。松本サポさんに教えてもらった個人応援歌、次の三ツ沢では高らかに歌いたいな…


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