向回路

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20150924

2015/08/09(Sat) 明治安田生命J3リーグ 第25節 (ニッパツ三ツ沢球技場)
Y.S.C.C.横浜 0-3(前半0-1) Jリーグ・アンダー22選抜
<得点>
(J-22)進藤亮佑、大山啓輔、西村拓真

 先月のFC町田ゼルビア戦は、西京極セレッソ大阪戦と被ったため参戦できず。西京極ではレジェンドマッチ&1-0の完勝と非常に気持ちのよい夜だったが、J-22は町田に1-3で敗戦。後半開始早々に1-1に追い付いた時は、相模原戦の勢いを持ち込めるか?と期待してしまったが…
 関東開催試合2巡目のラストゲームは、ニッパツ三ツ沢でのY.S.C.C.戦。普段の前日練習はしんよこフットボールパークだが、今回発表された練習会場はマリノスタウン。横浜市との賃貸契約が終了し、今シーズン一杯でマリノスの練習場としても撤退することが発表されている。これは是非見に行きたい。しかし誰が招集されるかわからないまま出かけるのも博打。うーん、悩むところだが見切り発車で家を出る。横浜駅に到着してJリーグ公式をリロードすること数回、16時の練習開始時刻とともにメンバー発表。「GK16 山田元気」よし!今期関東開催で初のサンガからの招集!だが今期はGKに90分の試合経験を積ませることも目的にしている(と伺える)J-22。試合に出れるかどうかは五分五分。しかも前節のU-22日本代表合宿もどきになっていた秋田戦では後半45分間出場している山田元気。こりゃあ出場は怪しいか… この週末は日本代表が東アジアカップで中国遠征のため、J1は中断期間。前節と同じく、さぞやU-22日本代表候補が大量に招集されるのだろう、と予想していたが、蓋を開けてみるとかなりの割合をJ2所属選手が占める。よくよく日程を見てみると、水曜日にはJ1が再開する。さすがにレギュラークラスの試合間隔が詰まるのは避けてきたか。
 マリノスタウンに到着したのは17時過ぎ。発表されたメンバーは15人だが、数えてみると14人。すべての選手の顔まで判別できなかったが、今回も練習無し合流がありそう。ハーフコートでの7vs7ミニゲーム等で17時にはあっという間に練習終了。ちょっと練習時間短すぎやしないか…会場都合? まあいいか。せっかく来たので山田元気に声をかけようかとファンサエリアを探してグラウンドに近づくも…「ここは立入禁止!ファンサは無し!」とマリノススタッフに追い出されてしまった。なんだよケチ臭い、マリノスじゃないんだし…とか言いたくもなるが、J-22はALLアウェイ。お借りしている会場のルールには従わないといけない。残念。


 明けて試合当日、2日連続で横浜へ。昨日のJ2の試合終了後、大宮でベンチ入りも出場の無かった大山が追加招集。また練習なし合流かよ…と思ったが、これは後にいい意味で裏切られることとなる。三ツ沢到着は開門時刻の16:30。入場口周辺でいつもの連合サポと合流。今日はハシゴ組が非常に多く、なでしこチャレンジの大和シルフィード組、なでしこ2部の愛媛FCレディース組、そしてJ3相模原組と、経験豊富なサポーターが集結。太鼓も2台体制で選手を向かえ入れる。GKのアップでは、山田元気にサンガの選手チャントを贈る。残念ながらスタメンGKは吉丸(神戸)。おそらく山田元気の出場は無いだろうが、チームを盛り立てて欲しいものだ。近場のクラブでは、マリノス、川崎サポの姿も多い。試合前には地震訓練も。放送を合図にスタンド全員で頭を抱えて低い姿勢。

 18:00 KICK OFF。試合は早い時間に動く。6分、J-22大山のFKをDFがクリア、そのこぼれ球を進藤(札幌)が詰めてJ-22先制! J-22は汰木(山形)や大山が中盤を支配。特に大山の動きはかなり効いていた。前日練習無しはどうか…とは思っていたが、そこは昨年J-22で11試合に出場した大山。即席チームでどのような役割に徹しないといけないかがよく分かっていたようで、周りの選手に声をかける場面も多く見られた。
 後半、J-22は76分に白井(水戸)のパスを受けた大山が中央へ自ら切り込んでシュート!2点目が決まり盛り上がる連合サポーター! 一方Y.S.C.C.も途中出場のエルサムニー オサマにあわやという場面を作られるも、枠の外。逆にJ-22は89分、カウンターから西村(仙台)が抜けだしてダメ押しの3点目。今年初の複数得点&完封勝利で最下位脱出のJ-22。三ツ沢のスタンドにマリノスのトリコロール傘と東京音頭が舞った夜だった。


 J-22応援で何試合も見ているとはいえ、やはり自分はサンガサポーター。山田元気の試合出場が無く残念だが、今年のGKの育成?方針がこうである以上、そこに文句は言わない。そのような中、出場見込みが無い、と分かっていながら、どのような過ごし方をしているかは注目していた。まずチーム2点目の場面。ゴールを決めた大山がまっしぐらでJ-22ベンチへ駆けてくると、真っ先に祝福したのは山田元気。そして試合終了後は、満面の笑みで各選手を労っており、特に完封の吉丸の所には真っ先に向かっていた。同じGK同士、しかも相手は90分出場、かたや自分は出場なし。それでもチームを盛り立てることのできる強さは、必ず次に繋がる。いつかサンガタウンで聞かせてもらった「這い上がってきました!」という力強い言葉を自分は忘れない。
 そして今日の連合サポ。非常にバリエーションの多いチャント(替え歌?)と披露、招集されているほぼすべてのクラブに縁のあるチャントは歌えたのではないだろうか。サンガサポとしても、トリトンを歌っている時に先制ゴールが入ったのはとても良かった。しかしみんな詳しいね!そして他のクラブの歌を歌いたかったんだね!皆満足の応援席でした。(しかし横移動のアッコチャーンは意外としんどかった。あと大分/松本のゴールチャントは実に楽しい)

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