向回路

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20161120

2016/11/12(Sat) 明治安田生命J2リーグ 第41節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 0-1(前半0-0) 愛媛FC
<得点>
(愛媛)瀬沼優司

 岡山戦の勝利で始まった3連戦。アウェイ清水戦を1-4で落としたが、中2日の熊本戦では2-1での勝利。岡山が水戸に敗れたことにより、サンガは5位に浮上。プレーオフの進出も確定させた。だがプレーオフを戦う上で、リーグ戦を何位でフィニッシュすることが大事になってくる。4位セレッソとの勝ち点差は6。得失点差も大きく離れてはいないため、仮に今日セレッソが敗れ、サンガが勝利すると一気に逆転の可能性が出てくる。とはいえ現実感のある目指す順位は、まずは5位。6位岡山との勝ち点差も僅か2。4位が濃厚なセレッソとの準決勝を目指すためにも、この位置を死守する必要がある。混戦J2も、いよいよホーム最終戦…

 既にJ1リーグが終了し、土曜日開催のJ2。ここ最近鉄道車両基地イベントから西京極へ向かっていたため、スタジアムイベントを楽しむ時間殆どなかったが、今日は西京極に全力投球。娘と2人、試合開始約2時間前には到着して、愛媛からの特別ゲスト、一平くんや金太と戯れる…はずが、案の定出かける前に手間取ってしまい、西京極到着は12:30前。まずはフェイスペインティングに並び、サッカーボールとピンクのハートを描いてもらい娘ご満悦。しかしその裏、スタジアム内では「パーサくんVS一平くん&金太 ガチンコ!?50メートル走対決」が!当然このイベントの存在はチェックしていたのだが、その時間を「●●:30分頃」を13:30と勘違いしていた。よくよく考えれば選手アップも開始しているそんな時間に鳥と蛙のゆるイベントが開催される訳ないのだが、何を勘違いしていたのだろうか… 結局フレンズスクエアに一平くん達が出て来る時間はとうに過ぎており、50メートル走も見れず、今日のイベントの一つをフイにしてしまった。
 仕方がないので、フレンズスクエアのスタメシ、「焼肉くらべこ」に並ぶ。選手プロデュースグルメとして、ありたプロデュース「ハラミ&フォワー丼」が販売されているが、今日は元シンクロ日本代表で京スポでもお馴染みの青木愛さんが一日店長として来場。商品受渡しで記念写真も撮らせてくれるとか。ちょうど自分の少し前には、例の50メートル走でゴールテープを持ち、一平くんに抱きつかれていた!キャンパス隊の武田さん&藤原さんも並んでいた。半分オフィシャルな立ち位置にいるお二人だが、他の人と一緒に待機列に20分近く並ばれていたのは意外だった。

 諸々の配布物や物販見物も終え、ようやくスタンドへ入る。サンガスタメンは、前節の熊本戦に続き、GK清水。菅野の負傷からの回復にはもう少し時間がかかるのか、大事を取っているのか。ベンチにはリーグ戦では初西京極の山田元気。当然カラービジョンデビューとなる。愛媛GKには、元サンガの児玉。この試合、サンガには元愛媛の石丸監督、平井GKコーチ、そして堀米。共に負けられない古巣対決だ。

 14:04 KICK OFF。サンガは37分にセルヒオの中央突破からヨンジェがゴールネットを揺らずが、直前山瀬のファールでノーゴール。一方35分にはカウンターから愛媛表原が抜け出し、GK清水と1vs1になる場面を作られてしまうが、表原の動きが大きくなりすぎ、ここは難を逃れる。
 後半、陽気に包まれる西京極でサンガは停滞。シュート数でもサンガ1本、愛媛6本と完全に主導権を奪われ、70分にカウンターから瀬沼に決められて失点。サンガもヨンジェ、堀米に変えて有田、國領を同時に投入、終盤には矢島も投入して活路を見出そうとするが、石丸監督曰く「ホームで何も残らないようなゲーム」の言葉の通り、ただただ、西日が眩しいだけの時間がただただ過ぎていき、0-1でタイムアップ。これがシーズンホーム最終戦で良いのか?


 ホーム最終節セレモニーが開催されるため、選手は一旦引き上げる…が、ビジョンやアナウンスでの案内が一切なく待ちぼうけ(実は聞こえていたのかもしれないが、ゴール裏には届かないほど)。バックスタンドでも多くの人が席を立ち、結局セレモニーが始まったのは試合終了から15分以上も経っていた。せめてビジョンで案内くらい流しておけないものか…
 「J1への特急券2枚は他のチームが持っていってしまったが、引換券は持っている。最後の2戦勝つことができれば、J1に行くことができる」と山中社長挨拶。菅野キャプテンは「結果が全て。残り3戦、全勝します。一緒にJ1に行きましょう!」と力強い言葉。“特急券・引換券”の言葉を選んだ社長、綺麗な言葉以上に伝わってくるものがあったが、まだ最終戦の長崎戦が残っている。プレーオフはその時の勢いが戦いを左右する。菅野の言うとおり、最終戦から3連勝でしか、J1への道はない!
 ただ、菅野が出て来る前に「どうするのどうするの?」という空気があったり、田村の行くの行かないのに一部サポから反発があったり…と少々グダグダな終わり方になったのは残念。


 J1自動昇格2クラブはもとより、プレーオフ進出クラブもセレッソしか決まっていないという大混戦。2位の松本は3位に後退、首位を堅持していた札幌でさえ、プレーオフに回るかもしれないという状況。岡山も敗れたため、5位を守ったサンガ。この位置を守り、4位確定キンチョウスタジアムで待ち受けるセレッソ大阪との今期4度目の戦いで、今こそ決着を。


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