向回路

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20170625

2017/05/27(Sat) 明治安田生命J2リーグ 第16節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 1-1(前半0-0) FC岐阜
<得点>
(京都)伊東俊
(岐阜)小野悠斗

 U-20W杯で岩崎不在4試合目のサンガ。前節東京ヴェルディ戦は試合を支配されるもケヴィン オリスのスーパーゴールが飛び出し、“力技”で勝ちきった。7試合負け無し…とは言えど、内容は3勝4分。そろそろ今季初の連勝と行きたいところ。
 対戦相手の岐阜は、今季から大木監督が就任。サンガ就任当時も序盤はパスサッカーが浸透せず下位に低迷したが、最後は天皇杯決勝まで進むことができた、記憶にも記録にも残る名監督。選手にはレンタル移籍中の永島、磐瀬は契約のため出場できないが、田森、福村と大木サッカーを知るメンバーがスタメンを張っている。パスを回されることは分かりきっている中、布部監督はどう対策を練ってくるのか?メンバーを見ると、お?闘莉王はベンチ?確かにこの暑さとパスに走らされる岐阜相手では妥当な選択だろう。


 15:03 KICK OFF。娘のスイミングに直前まで付き添っていたため、スタジアム到着は15:25頃。中では大木サッカーが展開されており、バックライン〜中盤でパスを繋ぎ繋ぎ、ロングボールで一気に前線に送り込む…なんとも懐かしい光景。もちろん鳥籠を回しているだけだったり、繋いで繋いでミスから相手スローインorカウンター…というものどこかで見た光景。だが、庄司から前線の古橋・難波へのロングボールは確実にチャンスを作れており、何度も危ない場面を作らせてしまっているが、僅かの所で高橋が掻き出して事なきを得る場面も。

 ファーストゴールは岐阜。62分、左サイドからのクロスをGK菅野と難波が競り合った所でボールをこぼしてしまった菅野。こぼれたボールを大きサッカーらしく?大本、小野とパスを繋がれて失点。さらに73分には難波のパスから古橋が抜け出し、菅野と1vs1になるがこれはゴール上。そんな中、いよいよ切り札の闘莉王がベンチから登場。タッチラインから外に出たボールを自ら相手選手に手渡し、第4審にそろそろ交代しようよ、というアピール。するとそのスローインを奪ったサンガ、小屋松から石櫃、吉野と繋ぎ、再び小屋松がドリブルで持ち込む。その折り返しをフリーでゴールに突き刺したのは伊東!サンガ初ゴールは久々に見た流れるようなパスワークでの痛快なゴール。そして直後、FW闘莉王投入!最高潮の西京極!…しかしスコアは動かず、1-1のドローで試合終了。


 9戦負け無しとはいえ、勝ちきれない試合が続く。たとえ不甲斐ない試合でも「ゴール裏は明るく、選手の背中を押すような応援をしよう!」とのメッセージもコールリーダーから出ている中、中継のインタビューでゴール裏に挨拶にが一人遅れた伊東を、声援とチャントで迎えることができ、なんだか勝ったような?明るい雰囲気で終われたので…まあいいんじゃないですかね。そろそろ勝って欲しいですよ。
 そう言えば、闘莉王が投入された後にビジョンに掲示されたメンバー表。ヨンジェとの交替だったので、FWの位置に「DF 闘莉王」これぞ正しい姿じゃないですか。DFW闘莉王!


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