 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
Last Modified 20050601 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Last Modified 20050601 |
| MENU |
| 1994 |
| 1995 |
| 1996 |
| 1997 |
| 1998 |
| 1999 |
| 2000 |
| 2001 |
| 2002 |
| 2003 |
| 2004 |
| 2005 |
| 2006 |
| 2007 |
| 2008 |
| 2009 |
| 2010 |
| 2011 |
| 2012 |
| 2013 |
| 2014 |
| 2015 |
| 2016 |
| 2017 |
| 観戦記 |
|
|
時間はデーゲームのもの。ナイトゲームは時間がずれるだけ。 八時半 野球場前に集合。点呼とチーム分けの後、倉庫で着替えてテントの機材や看板を持って各スタンドに移動。 以後、テントの組み立て・旗の設置・注意書きの貼り付けなどの作業。約一時間。 九時半 後発組集合。わずか一時間の差だというのに、この組は弁当が出ない。ケチめ。 十時 チーフがバイトを引きつれ、スタンド内部の説明およびミーティング。ミーティング内容は、接客の基本・客の禁止事項・その日のイベント・ポジション発表。メインスタンドのチーフは異様に丁寧な説明をする人なので、約一時間座って話し聞いてるだけ。実質休み時間。 しかし何度も同じチームでやってると、ミーティングに参加せずに記者席の雑巾がけなどやらされる。これで給料一緒。 十一時四十五分 全員スタンバイ。ここから業務内容はスタンド組と入り口組に分けられる。 スタンド組は基本的に突っ立って客が禁止事項をしてないか見るか、値段の違う席の境目でチケットチェック。ときたま質問してくる客の対応するだけで、あとは試合見放題。 入り口組みはチケットのもぎり・持ち込み禁止物チェック・チラシ配り・観客数チェックなどの仕事。これで給料一緒（しつこい 十二時 開門。ここから試合終了までの約四時間が当たり前だが一番きつい。休憩は二十分が二回。弁当もその間に食う。西京極球場の弁当は各現場でもトップクラスのうまさで評判が良い。  しかしなぜかおれが初めて仕事したときは、休憩が一回で弁当も出なかったことをまだ根に持っている。 十四時 試合開始。特に業務内容に変化なし。入り口組が若干楽になるくらい。 十五時すぎ 入り口組が片付けに入り、すんだらバスゲートに回る。バスゲートとはサンガの選手が試合後にファンにサインをする場所で、バイトは選手とファンの間の柵が倒れないようにしゃがんで押さえる仕事。コツは押し返すのではなく、その場に固定すること。 ガキどもは大変やかましく、目の前にある足踏んづけたろかと思うこと多々。 十六時 試合終了。客が帰りだすと、スタンド組は掃除・旗と張り紙の撤去などの仕事。終われば上がり。 上がる際、バイトが持ってきて忘れていったジュースなどがあれば飲んでもよい。なのになぜか余りの弁当だけは食うことが許されない。なんでさ、と疑問を抱えつつ、倉庫に帰って着替え。 その後、最大の難関報告書提出がある。客に聞かれて困ったことなどを書け、と言われても特にないんですよ、はい。初めてのときに、仕事についてなにか一言のところに「暑かった」と書くと、その次のミーティングの時に「暑かったなどの平凡なことは書かないように」と注意が入ったのも今では良い思い出。  written by 上月敬介
|