向回路

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20060820

2006/08/19(Sat) J1第18節 (東平尾公園博多の森球技場)
アビスパ福岡 4-5 京都パープルサンガ
<得点>
(福)飯尾一慶、久藤清一、薮田光教、城後寿
(京)アンドレ、パウリーニョ×2、中払大介、加藤大志


 長いリーグ戦も今日から後半戦。
 前半は自動降格圏の17位ターン。もう上に上がっていくしかない!

 本日の対戦相手はアビスパ福岡。前半戦では雨の西京極でサンガが2-1で勝っているが、その時とは両チームともにメンバーが入れ替わっており(福岡はバロンに飯尾、サンガはアンドレに角田…)、油断は禁物。
 会場博多の森は、去年に続き2回目。球技専用スタジアムは羨ましいものの、ゴール裏の角度の悪さは前回感じた通り。
 そして現在、アビスパ16位、サンガ17位と正に直接対決。サンガは得失点差でのビハインドが大きいだけに、勝ち点を積み上げるしかない。


 そのゴール裏、選手がピッチでアップを開始し、サポが歌いだしたその時、なんと稲盛名誉会長が!しかもゴール裏席まで足を運ばれて(サポを)激励に! これまではピッチレベルまで来られることは良くあったが(それでも十分だけれど)、今回は直接の激励です。その後社長と共にメインスタンドに移られたが、いやいやこれは負けられない!ホント名誉会長には足を向けて眠れません…


 19:00、アビスパボールで試合開始。早速7分、加藤のクロスにアンドレが頭で合わせてサンガ先制。が、先制したはいいものの、すぐに追いつかれてしまうサンガの悪い癖、今日もご他聞にもれず29分に追いつかれ、さらに41分に逆転。しかしサンガもロスタイムのFK(主審岡田によってやり直しとなったFK)をパウリーニョの怒りの左足一閃、2-2に追い付く。

 打ち合いの様相を呈してきたこの試合、だがそれ以上にサンガの気合の入ったプレイ、言い方を変えればラフプレイが目立ち、イエローをもらった中払(ホベルトとド突き合い)、アンドレ(スパイクの裏を見せる)、それ以上に前々節で退場を食らった角田。前半終了後に角田と登尾が言い合いをしていたが(激しい意見交換だったらしく、それ自体は大いに歓迎すべき傾向なのだが)、気持ちの入ったプレイとラフプレイを一緒のラインで考えられるのは非常に困った話で…

 そして始まった後半。また、またやってしまった。開始36秒での失点。散々指摘されているこの時間帯、いいかげん学習力がどうなのかと呆れてしまうが、それでも今日は直後にDFに当たったパウリーニョのシュートで追い付き、さらに58分に元福岡、中払のゴールで勝ち越す。疲労の見られるパウリ、アンドレを下げ、このまま、終わってくれ!との願いもむなしく、残り10分の段階で見事にオーバーヘッドを決められて4度同点。流れはこのままアビスパに傾くかと思われた83分、ドリブルで中央に切り込んだのは加藤大志。左足から放たれたシュートはゴールに吸い込まれる!


 得点数リーグ最下位のチームに4失点。稲盛会長も「まるで草野球のスコア」と皮肉ったように、とても満足できる試合内容ではない。
 しかし、それでも負けなかったこと、勝ち点3を持って帰れたことは大いに評価すべき。
 中3日で臨む、セレッソとの直接対決。今日の勝利を弾みにして、一気に結果=勝ち点を積み上げて欲しい。



 <今回の遠征ルート>
 ムーンライト松山→(岡山始発)山陽本線+鹿児島本線西進
 →新幹線ショートカット(博多小倉間)→ムーンライト九州


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