向回路

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20080918

2008/09/13(Sat) J.LEAGUE DIVISION1 第24節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 2-0(前半1-0) ジュビロ磐田
<得点>
(京都)柳沢敦、シジクレイ

 9月、ホーム西京極3連戦の初戦!
 相手はこれまで1勝1分15敗と非常に相性が悪いジュビロ磐田。前半戦アウェイでの試合でも0-2で敗れている。そんなジュビロも、今や16位と降格圏内。監督解任劇が明け、やって来たのはハンス・オフト監督。もちろんジュビロの黄金期を支えた監督だが、それ以上に忘れてはいけないのは1998年にサンガの監督を務めていたこと。黒崎・森保・岩本・山田…と元日本代表選手を掻き集めたはいいが、6月頭にあっという間の辞任。その間の成績3勝9敗。そんなこともあって、自分のオフトに対する印象は良いものではなく(開幕前の情報誌「BURN!」とかあったなあ… 藤吉とアホの坂田師匠の対談とかw)、メンバー紹介の時は当然のようにブーイングをしたが、周りは意外なほどに静か… あれからちょうど10年。時代の流れを感じてしまった。

 今日の西京極は久々の好天。メンバーにも、事前報道があったように高1宮吉君がリーグ戦初ベンチ入り。ナビスコでは果たせなかったが、サンガ最年少デビューはあるのだろうか。まあそのためにも、余裕を持ったゲーム展開になってくれればいいが。

 19:04KICK OFF。試合が動いたのは開始早々の2分。大剛のふわりと上げたボールに反応したのはエース柳沢。スルリとDFとGKの間に抜け出して磐田ゴールに流し込みサンガ先制!柳沢は今期8得点目。特にここ10試合で6得点と、量産ペースに入ってきた。しかしボールを繋ぐのはジュビロ。中盤で繋いで最後は徹底してジウシーニョにボールを運んでくる。
 後半もジュビロペースは変わらず、10分にはPKを与えてしまう。ここで追い付かれると展開もガラッと変わってくるところだったが、これを外す! 押し込まれ続ける展開だが、絶不調のジュビロ。決定的チャンスをことごとく外す。これが負の連鎖というものか… 試合に決着をつけたのはセットプレイから。29分、フェルナンジーニョのCKに合わせたのはシジクレイ。98年以来久々のサンガでの得点。しかも西京極で決めたのは初(ガンバ時代にはあったが)とあって大喜び。さあ試合の流れもほぼ決まり、交代枠は1人を残して残る時間もわずか。ここで皆の注目は宮吉が投入されるかどうか。ついにロスタイム、ベンチに呼ばれたのは…残念ながら林。またも宮吉のデビューはお預けになってしまったが、2点のリードを守りきって2-0の勝利。2003年以来5年ぶりの磐田戦勝利は、今季初の2点差勝利。9月西京極3連戦をいい形のスタートが切れた。


 試合後の話。今期からゴール裏の簡易お立ち台が設けられ、メインスタンド前でのヒーローインタビューが終わってから、ゴール前で再度トラメガで叫んでくれる。今日はシジクレイと水谷。特にシジクレイはインタビューでは通訳を介してだったのが、ゴール裏では流暢な日本語で。こういった姿勢はすごく嬉しいね。選手挨拶での万歳×5とも相まって、選手とサポの距離が一段と近くなったのは間違いじゃないと思う。
 さあ、来週は関西ダービー、因縁のガンバ大阪戦!


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