向回路

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20111026

2011/10/10(Mon) 第91回 天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 3-0(前半0-0) 佐川印刷SC
<得点>
(京都)中村充孝、宮吉拓実、久保裕也

 今年もやってきた天皇杯。1回戦が行われたのは1ヶ月前の9月頭。サンガの対戦相手となるべく、関西リーグ2部アルテリーヴォ和歌山がホーム和歌山県桃源郷運動公園にJFL佐川印刷を迎えた1回戦は、佐川印刷が地力の差を見せつけて5-0の勝利。2回戦は西京極での2年連続「京都対決」となった。
 去年の対戦では、サンガは加藤久監督から秋田監督への交代劇があったものの、一向に勝てない試合が続く暗黒期。この試合も印刷に先制され、同点で迎えた延長戦でも勝ち越しゴールを許す展開。最後にはディエゴ・角田のゴールで突き放して3-2、秋田監督初勝利となったが、J1(当時)とJFL、カテゴリーの差はあるものの、それ以上にサンガのチーム力が落ちていることを痛感した試合だった。
 そしてJ2に降格した今期。去年2つあったカテゴリーの差も今は1。だが去年の「借り」(ではないかもしれないが)はきっちりと返させてもらおう。

 サンガは怪我の中山が外れた以外は、ほぼ通常メンバー。対する佐川印刷には、キャプテンの大槻、今期カターレから移籍のカン・ヒョンスと元サンガメンバーが2人。今日はベンチ入りしていないが、サンガの鈴木慎吾と大槻、天皇杯優勝メンバーが2人…


 13:00 KICK OFF。ここ数試合最終ラインに安藤が入ってから安定してきた守備。今日も酒井・森下・安藤の2バックで望むが、早々の22分、接触プレイで安藤が足首を捻挫。この負傷交代で佐川印刷に流れが傾きつつあったが、38分に久々スタメンの中村充孝のシュートが相手DFに当たってコースが代わってゴールイン。攻め込まれる展開の中、ラッキーな形でサンガ先制。
 後半は印刷がバテ出したこともあり、ほぼサンガのワンサイドゲーム。58分には福村のシュートをGKが弾いたところを宮吉が叩きこんで2点目。さらに72分右サイド内野の完璧なクロスに久保が頭であわせて3点目。内野はこのクロスの他にも積極的な攻撃参加が目立ち、特にCKではウヨンのボールに何度も合わせ、ゴールまであと一歩。最後もう1点を狙いに宮吉に変えてドゥトラを投入するが、相変わらずシュートが枠に飛ばないGKの正面で決定力がゼロ、少々グダグダになってしまったが、3-0で試合終了。危なげ無く3回戦にコマを進めることが出来た。


 3回戦は11/16(水)、アウェイでモンテディオ山形戦。今期のJ1昇格は絶望的だが、来季を見据えてJ1との対戦は貴重な場。ここを進めば次は鹿島アントラーズとカターレ富山の勝者と当たることになる。優勝して以来天皇杯でなかなか勝ち上がれずにいるが、今年こそは一つでも上の山に進んで欲しい。それが来季に繋がることを信じて。


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