向回路

Last Modified
20140502

2014/04/29(Tue) J.LEAGUE DIVISION2 第10節 (Shonan BMWスタジアム平塚)
湘南ベルマーレ 3-0(前半2-0) 京都サンガF.C.
<得点>
(湘南)丸山祐市、武富孝介、遠藤航

 <←前半より>
   相模原からJR相模線、東海道本線を乗り継いで平塚駅へ。シャトルバスへ急いでスタジアムへ着いたのは17:45。相模原で選手の出待ちをしていたため思った以上に出発が遅くなってしまったが、そこまでの到着の遅れにならなくて良かった。さっそく腹ごしらえ。事前にHPでチェックしていたローストビーフ丼に並ぶ。並ぶ…全然列が動かない!元々長蛇の列だったが、スタッフが2名しかおらず、全然追い付いていない様子。食べたい思いはあったので30分並ぶが、これは無理と見切りをつけてロコモコ丼へ。これもかなり美味しい!んだが、どうも悔しさが残る。アウェイの洗礼…なのか? スタンドに入ると、既に選手のアップは始まっていた。

 7試合負けなし、と言えば聞こえはいいものの、その中身は2勝5分、特に直近では3連続引き分け中と波に乗れないサンガ。アウェイ松本戦ではあと一歩で勝利を逃したが、前半からリズムの良い攻撃で、今後への可能性を感じることが出来たが、愛媛戦ではそれが嘘のように攻めあぐねた。今日の相手はJ2記録の開幕9連勝中の湘南ベルマーレ。既に2位以下とは勝ち点差が開いており、頭一つ抜けだした湘南相手に、サンガはどこまで通用するのか。


 19:04 KICK OFF。時折雨がパラつく不安定な天気の中、目の前で繰り広げられた90分は、否が応でもサンガと湘南の間に広がる力の差を感じることになってしまった。選手一人一人のスピード、ボールへの寄せ、攻守の切り替えの早さが段違いの湘南。サンガもそれに合わせて早く動こうとするが、ミスからボールを奪われてしまう。決して湘南に多くのチャンスを作られていたわけではない。特に1失点目は直接FK、まあ事故のようなものだ。だが2失点目は前半アディショナルタイム、もう笛が鳴るか、というタイミングでのサイドチェンジのボールを追いきれていなかった甘さ、さらに3失点目は後半開始直後のCKからのセットプレイ。あまりにも時間帯が悪い失点だ。元湘南の三平を投入、3TOPにフォーメーションを変えた後半こそ、シュート9本と攻勢に出たサンガだが、頼みの大黒もシュートは枠の外へ。0-3というスコア以上の差を痛感することとなってしまった…


 ゴール裏へ挨拶へ向かう選手の足取りも重く、顔つきもどこか呆然としているようにも思える。「J1に行くんじゃないのか、プレーオフの悔しさはどこへいったのか」、サポーターからの厳しい声に何人かの選手は反応を見せたが、コーチに促されて引き上げる。最後に残ったバドゥ監督も、サムズアップで戻っていく。その背中はどことなく年齢相応のものを感じてしまった…
 試合終了前5分程、宮吉がベンチ横でずっとアピールしてた。俺を出してくれ、と言わんばかりの。もちろん宮吉が入って何か変わるかわからないが、そういう姿を目の前で見ておきながら、交代枠1枚残して完敗するのはやりきれない。メンバーも固定され、控え選手のモチベーションが気になってしまう。これがキャンプでのメンバーシャッフルで出てきた答えなのだろうか…

 だが、終わってしまった今日の90分は戻ってこない。この敗戦、この力の差をどう受け止めて次に活かしてくれるか。サンガにはそれができると信じている。だからこそ、応援を続ける。その思いに応えてくれるのを信じて。


Copyright © 2004- k-ism All Rights Reserved.
inserted by FC2 system