向回路

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20081108

2008/11/02(Sun) 第88回天皇杯全日本サッカー選手権大会 4回戦 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 3-0(前半1-0) 水戸ホーリーホック
<得点>
(京都)安藤淳、西野泰正、林丈統

  いよいよ始まるサンガの天皇杯。
 よく「リーグ戦のために天皇杯は捨てろ、負け逃げしてしまえ」とか言う人もいるが、大切なタイトルをかけたトーナメントを捨てるなんてとんでもない。プロの試合にそんなことを言ってるようじゃあ駄目ですよ。まあある程度のターンオーバーは仕方ないが、限度と言うものもあるしね…  個人的には、天皇杯にはあまり良い想い出は無い。2003年元旦の優勝はもちろんだが、残念ながらそのシーズンは大学受験真っ只中でほとんど観戦出来ず。大学に入ってからの天皇杯といえば、2004年にJAPANサッカーカレッジを11-2でボコったり、2005年藤吉FC琉球に勝ったくらい。後は負けっぱなし。特に去年は実に酷かった。
 さあ今日はどうだろう。メンバーは、怪我の佐藤勇人がメンバー外、水本がベンチの他はガチメンバー。その中でスタメン入りを果たした加藤弘堅、そしてベンチの宮吉。若手の活躍にも期待大。そして正にラストチャンスと言ってもいい、林と西野。求められる結果を出すことが出来るのだろうか…
 対戦相手は水戸ホーリーホック。3回戦はアビスパ福岡と延長戦の末1-0で勝利。もちろん水戸には鈴木和裕(今日はメンバー外)もいるしビジュもいるし楽しみだったが、福岡には中払に黒部もいる。個人的には福岡に来て欲しかった気もするが… しかし黒部。あの天皇杯決勝での輝きはどこに行ったのだろうか。


 13:00KICK OFF。リーグ戦と違ってスポンサー看板が無く、バックスタンドにも全く客が入っていない西京極は、さらに閑散度が高い。前半11分、右サイド渡邉大剛のスルーパスを受けた安藤が反転してシュート。これが決まってサンガ先制!例のごとく、サンガゴール裏からは何のことか分からなかったが…
 後半はFW3選手が結果を出した。トップ下に下がった柳沢のパスを、途中出場の西野が落として林がシュート。こぼれ球を再び西野泰正ゲットゴールでサンガ2点目!特に西野は今季初ゴール、西京極初ゴールと初物尽くし。さらに再開直後には林が決めて3-0!後半も早い時間帯で試合を決定付けることが出来た。その後は宮吉を投入するも、今日はチャンスに全く絡めず。試合はこのまま終わり、トップ公式戦では実に2ヶ月ぶりの勝利。5回戦にコマを進めると共に、リーグ戦への弾みにもなるはずだ。


 リーグ戦終盤の真っ最中に行われる天皇杯。当初の予定では、早々に残留を確定させて、心置きなく天皇杯に力を注ぐはずだったが、リーグ戦がこの状況では温存策が出て来るチームが出てきてもまあ仕方が無いか(実際去年のサンガがそうだった)。しかし、別に試合間隔に問題があるわけじゃない。ほぼガチメンバーで結果を出した今年のサンガ。この結果がマイナスに働く訳が無い。

 とにかく、あの国立の舞台に一度は立ってみたい。リーグ戦の状況から考えると贅沢な希望かもしれないが。



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