向回路

Last Modified
20090521

2009/05/20(Wed) J.LEAGUE YAMAZAKI NABISCO CUP 予選リーグBグループ 第3節 (京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
京都サンガF.C. 0-1(前半0-0) ヴィッセル神戸
<得点>
(神戸)小林久晃

 水曜開催の今日は、ナビスコカップ予選リーグ3試合目。今年のナビスコは日程に全く恵まれず、ホーム&アウェイが「AAHHAH」という並び。アウェイに滅法弱い今年のサンガ、ナビスコもアウェイ2連敗中。前節の清水戦でも、防戦一方ほとんどチャンスを作ることも出来ず、0-2での敗戦。ただ、グループ首位のレイソルまではまだ勝ち点差4。まだ消えてない決勝トーナメントへの望みを繋ぐためにも、それ以上にも相手はヴィッセル、関西ダービー…
 ところが、この状況にさらに水を差すように、新型インフルエンザがさらに拡大。関西圏では兵庫・大阪・滋賀と感染が広がり、京都も時間の問題(案の定試合翌日に京都市内で感染発覚)。鳥取からのバス、西京極までの阪急、スタジアムにもマスク姿の人が多数(ヴィッセルサポにはあまりマスク姿の人は見えず。まあ手に入らないんだろうなあ)。もちろんマスクだけで防げるなんて訳なく、手洗いうがい等の“いつもの”対策が一番効果があることも分かっている。それにしても、日本全体過剰反応というか、まるで犯罪しゃかの様な報道っぷりに違和感を覚えることも。とはいえ、わざわざ仕事を午後半休にして関西(=インフル地帯)まで出掛けている自分。万が一のことを考えて一応はマスク着用。鳥取で撒き散らしたことになったらシャレにならない。そして当然のように、日曜日よりさらに少ない観客、4,172人。それでも、2006年のナビスコホーム戦よりは多い数字。もっと少なくなると思っていたので、意外な感じ。


 19:00 KICK OFF…だが、全くといっていい程攻められない。記録上、前半のシュート数は5本となっているが、20分過ぎまでシュートすら打ててなかったんじゃなかろうか。大剛の強引なドリブル突破からのシュート、パウリのシュートと、徐々にシュートが打てるようにはなってきたが、得点の香りが全くしない前半。
 そして後半。スタメンの加藤弘堅に替わり、シジクレイが入ってからは多少試合が落ち着くようになり、ディエゴが持ち込み折り返しのボールをシュート。これは僅かに枠の外。今日は右サイドの染谷のオーバーラップが切れ味鋭く、何度もチャンスを演出するが、1点が遠い。逆に29分、ヴィッセルCKの流れから元サンガ・パクカンジョがフリーで上げた左クロスをヘッドで合わせられて失点を許す。終了間際には、好プレイを見せた染谷が、ゴール前での混戦での報復プレイから一発レッドで退場処分(2試合の出場停止)。一気に試合が荒れ、何とも後味の悪い結末となってしまった。


 後半はまだ試合になっていただけに、何も出来なかった前半の不出来が悔やまれる。2-1で勝った千葉戦とメンバーもほぼ変わらないのに、まるで別のチームを見ているかのように、動きが悪い。連戦の疲労?それだけでここまで酷くはならんだろう、と思うのは素人だからか? 何としても予選突破する!と感じさせるプレイが実に少なかったのが残念でならない。残る予選は3試合。まだ数字上は突破の可能性があるが、まあ厳しいことに変わりない。それでも、観に行くに値する試合をして欲しい。
 西京極21:03発の阪急に乗らないと鳥取に帰れないので、試合後のあいさつもそこそこに退散…


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